川崎フロンターレは、ベガルタ仙台からDF角田誠を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2015年2月1日～2017年1月31日まで。
角田は2011年よりベガルタ仙台に加入した31歳。U-23時代にはアテネオリンピック代表の最終候補にも選出されるなどした。2011年、2012年には2年続けてリーグ優秀選手に選ばれる。プレーだけでなく今季は主将も務めるなど、高いキャプテンシーでチームを引っ張ったベテラン。
角田の移籍にファンは「角田には感謝しかないな。戦う姿勢を見せてくれる良い選手だった」「角田には苦しい時も支えてくれて感謝しかない。間違いなく仙台の核だ！ありがとう」「角田へは感謝の言葉しかない。ユアスタに戻ってきたら、最大限の拍手で迎えたい」など、2011年のリーグ4位、2012年の2位に大きく貢献しクラブを初のACLに導いた選手の新天地での活躍を願う。
選手の他クラブ移籍が続く仙台には「仙台が草刈り場になってる！降格したわけでもないのに」「また引き抜かれた。弱体化が進む一方。悔しいな」と、危機感を持つファンも多い。
角田は川崎の公式サイトを通じ「川崎フロンターレでタイトルを取れるように、毎試合、全身全霊でプレーしたいと思います。よろしくお願いいたします」と抱負を語った。
また仙台を通じては「常に熱い声援をしてくれたサポーターの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。4年間本当に有難うございました」と感謝の言葉を述べた。
川崎は今季リーグ6位の成績で終えた。角田の加入で厚みを増したディフェンス陣が失点を減らせれば、前線にはタレントが揃っている。上位を脅かす存在になるのは間違いない。
《岩藤健》
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