TCFエンデューロで日体大が優勝「このユニフォームでの最後のレースを飾れた!」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

TCFエンデューロで日体大が優勝「このユニフォームでの最後のレースを飾れた!」

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第5回TCFエンデューロで日本体育大チームが総合優勝を飾った
  • 第5回TCFエンデューロで日本体育大チームが総合優勝を飾った
第5回TCFエンデューロが12月7日、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開催され、日本体育大チームが5時間の部で総合優勝を飾った。主催は東京都自転車競技連盟(TCF)。

日体大は4年・2年・1年からなる5人のチーム。「引退はしたけれど卒業まで練習しようとエントリーした」と4年生の河内一晟と松本耀介。「インカレもここだったんですが勝てなくて。このユニホームで走るのはこれで最後なので、いい内容のレースができ、思い出になって楽しかったです」

獲得した賞金10万円は「部のテントを買います!」

序盤から最後まで先頭で接戦を繰り広げ、僅差で破れた日本大自転車部チームの面々も、表彰台の5人に「いいなあ」「うらやましいなあ」と笑顔で口々に友情のこもった祝福の言葉を送った。

TCFエンデューロは日本サイクルスポーツセンターのロードコースでの走行を満喫できる冬のロードイベントで、5回目となる2014年は5時間の部・3時間の部あわせて89チーム158人がエントリーした。

特設コースのレイアウトは、アップダウンの激しい5kmサーキットに、足を休められる区間として比較的平坦な1kmサーキットをつなげた1周6.2km。中学1年から50代までの参加者が自分たちのペースで周回を楽しんだ。

3時間の部で1万円の総合優勝賞金を勝ち取ったのは2人組の「多摩ポタ」。また、参加者誰もが対象となる特別賞は、女子ソロトップの原華子さんが「素敵で賞」、中学3人のチーム「ジュニアアスリート」が「スポーツマンシップ賞」などを受賞した。

メインスタンド前のピットエリアには約30台の参加者の車が並び、ランチを楽しみながら仲間を応援する姿も。また、2014年はコース上を周回する応援専用車両「応援VIPカー」が用意され、希望者が交代で座席に乗り込み仲間の選手を追走、並走しながらの撮影や声援を楽しんだ。なかには「子供がずっと見てるから手抜きできないよー」とボヤきながら走るお父さんも。

「いつもの日本サイクルスポーツセンターでのレースでは、応援している自分の前を選手が通るときの様子しか知らないので、今回コースの奥の選手のスピードや、必死な姿を見ることができておもしろかった」と好評だった。

大会のキャッチコピー「シーズン最後の耐久パーティー! 仲間と愉しく 苦行の末に光は見える!!」のとおり、走り応え充分な「修善寺6.2km」をそれぞれの走り方で満喫した出場者たち。

じっくりと自分の走りを楽しみ「がんばったで賞」を受賞したのは横尾亘さん。「寒かった! 夏の大会には来たことあるんですが、今回はときどき休みを入れながら、マイペースで気楽に走れました。疲れたけれど、また来たい」と笑顔で語ってくれた。
《編集部》

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