2003年、ロンドンのCENTRAL SAINT MARTINSで同級生だった、SARAH SWASHとTOSHIO YAMANAKAが卒業と同時にブランドを設立しスタートしたSWASH。
ちなみに彼らは私のCENTRAL SAINT MARTINSのファッション学部の先輩達。コースは違ったが、学生時代から10年以上の付き合いで学校の帰りにパブに行ったりしていたのがつい先日の気がして、時の流れの早さに驚く。
HYERES国際モードフェスティバルのコンテストでグランプリを受賞や、スペインのMANGOが主催するMANGO FASHION AWARDSのファイナリストに選出された過去を持ち、世界からの評価も高いロンドン発信のファッションブランド、SWASH。
特に、彼らのユーモアと詩心あふれる幻想的なプリントデザインが、多くの女性ファンを虜にしている。
これまでにも靴ブランド・カンペールやインテリアブランド・HABITATなど、様々なブランドと魅力ある作品も発表してきた彼らが、今回は日本のTOKYO BIKEとのコラボレーション自転車を発表。SWASHらしい、遊び心に溢れた作品となっている。
TOKYO BIKEとは、山を走るのが「マウンテンバイク」なら、東京を走るのが「トーキョーバイク」と言うコンセプトからも分かるように、速く走ることや移動することだけが目的ではなく、なんでもない日常にささやかな変化を加える事をテーマにした自転車ブランド。
イーストロンドンにある話題のホテル、ACE HOTELのレンタル自転車を制作するなど、今やTOKYO BIKEはロンドンでも人気の街乗り自転車ブランドであり、日本国外に7店舗もの直営店をオープンしている彼らの勢いはとまらない。
TOKYO BIKEの人気の定番自転車CS（シティスポーツ）とBISOU（フランス語でキスの意味 ）の2台の自転車に、SWASHのブランドアイコンでもある犬のエンブレムをあしらったものや、彼ら独特の幻想的な柄を乗せた自転車は、イーストロンドンにあるTOKYO BIKEのお店に飾られ販売されている。
2台のTOKYO BIKE x SWASHの自転車は日常を楽しくさせる心がけが感じられ、見ているだけでも心が弾む。黄色や白のBROOKSのサドル使いも絶妙で、この自転車でロンドンの街をサイクリングしたくなってくる。現在はロンドン店だけでの発売との事だが、日本でもぜひ販売してほしい。
自転車はやっぱり乗って楽しむもの。風を感じ、周りの景色を感じ、楽しむアイテム。街乗り自転車のTOKYO BIKEは日々のサイクリングイメージがすぐに湧いてくる。
