10月25日の2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムで、今季限りでの引退を表明している宮澤崇史(ビーニファンティーニNIPPO)、清水都貴(ブリヂストン・アンカー)、西谷泰治と盛一大(愛三工業レーシングチーム)の引退セレモニーが行われた。
宮澤、西谷、盛はこのさいたまクリテリウムで引退、清水は11月のツール・ド・おきなわが最後のレースとなる。セレモニーはポイントレースとクリテリウムの間にさいたまスーパーアリーナ内のステージで行なわれ、4選手がファンに引退の挨拶をした。
最後には4選手にゆかりのある方々から花束が贈られた。宮澤には奥様とお母様、清水には鹿屋体育大とアンカーの後輩でもある内間康平、西谷にはフィアンセ、盛にはトラック競技の先輩にあたる飯島誠さんが花束を手渡した。
この後に行われたクリテリウムでは、4選手が追走集団の先頭でスプリントを争い、ファンに最後の雄姿を見せた。
宮澤崇史
「ヨーロッパに渡って18年間走ってきて、本当に長くてあっという間に過ぎたとは言えなかった。最後にここで走れたのはすごくよかった」
清水都貴
「18年間走ってきて、そのときと比べてロードレース人気がここまで大きくなって本当にうれしい。最後に地元のさいたまで走れるのをうれしく思います」
西谷泰治
「最後の1年間は名前を覚えてもらって、応援してもらえることが多くなった。去年のツアー・オブ・ジャパンの修善寺で『西谷、明日期待してるぞ』と言われて、次の日に東京で勝てたのが思い出です」
盛一大
「トラックで日本代表として走らせてもらって、いい成績を残せたこともあれば、そうでないときもあったけど、つねに応援してもらえて感謝しています。最後まで精一杯元気よく走りたい」
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