【ジャパンカップ14】優勝者ハースによるレース解説 憧れの選手と交流できたガーミンパーティー | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ジャパンカップ14】優勝者ハースによるレース解説 憧れの選手と交流できたガーミンパーティー

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アフターパーティーでご機嫌のマーティン(ジャパンカップ14)
  • アフターパーティーでご機嫌のマーティン(ジャパンカップ14)
  • ガーミンの祝勝会になったアフターパーティー(ジャパンカップ14)
  • ガーミンのアフターパーティー「Cutting Edge」(ジャパンカップ14)
  • ガーミンのアフターパーティー(ジャパンカップ14)
  • パンダ手ぬぐい似合うでしょ?(ジャパンカップ14)
  • サインたくさん書きますよ(ジャパンカップ14)
  • ささ、ビールどうぞ!(ジャパンカップ14)
  • カンパーイ!(ジャパンカップ14)
10月19日に栃木県宇都宮市で開催された2014ジャパンカップサイクルロードレース終了後、19時から同市内のホテルでガーミン・シャープのアフターパーティー「Cutting Edge」が開かれた。

アフターパーティーの主役はもちろん優勝したネイサン・ハース。そしてレースに出場したカレブ・フェアリー、フィリップ・ガイモン、ダニエル・マーティン、スティール・ボンホフとチームスタッフも参加。会場に集まったガーミンファンと一緒に祝勝会だ。

参加者は選手たちにプレゼントを渡したり、おしゃべりをしたり、アフターパーティーだからこそできる時間を楽しむ。マーティンはパンダ柄の手ぬぐいをもらってご機嫌だ。選手たちは上手にハシを使って食事しながらファンと交流。

さすがガーミンと思わせてくれたのが、チームが使うサイクルコンピュータ「ガーミン・エッジ1000」のデータを使ったレース解説だ。もちろんジャパンカップで優勝したハースのデータを使用しながら、本人が説明してくれる贅沢な企画に参加者は興味津々だ。

ハースは「平均速度35.1kmはジャパンカップの歴史の中でも遅いペースのレースだったと思う。先行した4人の選手がいたから前半は集団が落ち着いていた。だから平均速度も上がらなかったんだ」と話す。ジャパンカップでの運動量「3668kj」に「たくさんコーラを飲んでおかないとね」と笑う。

今回紹介された主なデータは次の通り。
・平均速度:35.1kph
・最高速度:78.4kph
・平均パワー:242W
・最大パワー:1384W
・最大平均パワー(20分):352W
・Normalized Power(標準化パワー):323W
・Intensity Factor(強度係数):1.617
・トレーニングストレススコア:1,098.8
・運動量:3668kj
・標高:2563m
・平均ケイデンス:88rpm
・最大ケイデンス:172rpm

レース終盤、ティンコフの選手4人に対してハースひとりになった。半ば心が折れかかった時にどこからともなくマーティンが現れてアシストしてくれた。「まるで神の訪れのようだった」とハースは振り返る。

最終コーナーでスプリントを開始。ゴール手前15mでスカイのエドバルド・ボアッソンハーゲンが迫ってくるのが見えた。「止めとけ!今日はオレのレースだから!」と死力を尽くしてペダルを踏んだハースは、写真判定になっても自分の勝利を確信していた。

「1回目の優勝と比べ物にならないくらい嬉しい。前回はファンにもあまり知られていなくて驚きの優勝と思われた。今はガーミン・シャープでたくさんのファンとチームの仲間に支えられて勝利できたことに、これ以上の満足感はないよ」と勝利を噛み締める。

アシストに徹したマーティンは「ネイサンをサポートすることしか考えていなかった。彼にいいレースをしてもらうために自分ができることを考えた」と語る。ティンコフとランプレの選手に囲まれて孤立しているハースを見て「どうにかしなければ」と後方から追いかけた。

マーティンはジャパンカップ前に出場したツアー・オブ・北京から体調が良くなかった。レース当日の朝、ハースに「エースになってほしい」と伝えた。夢中でアシストしたマーティンは、レースが終わった時点でハースが勝ったことを知らなかった。周りに教わって優勝を知った。

そんなエピソードを交えながらのレース解説のほか、サイン入りジャージやガーミン・エッジ810Jが当たる抽選会などが行われた。また選手たちにはけん玉が贈られ、慣れない手つきながらも楽しんでいた。

祝勝会となったアフターパーティーを終えた選手たち。多くのファンに温かく迎えられて今回も思い出に残るジャパンカップになったことだろう。「また来年くるよ」とハースはファンに約束してくれた。
《五味渕秀行》

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