春3度、夏4度甲子園を制し、プロ野球にも多くの人材を輩出してきた大阪の名門PL学園が、2015年度の部員受け入れを行わないと保護者に通達したと報じられ、波紋が広がっている。
PL学園は度重なる不祥事により監督を解任してから、指導者不在の状態が続いていた。日ごろの練習には技術指導のできるコーチが来るものの、試合では競技経験のない校長がベンチに入り、サインは選手が自分たちで考え決める。
今夏の県大会、新チームになった秋の大会でも準優勝するなど、建て直しに向け頑張っていると思われていただけに、高校野球ファンにも驚いた人は多い。
「このまま廃部とかなったら悲しいなー」
「教団信仰が就任条件では、監督候補も中々おるまい」
「PL野球部の話を聞いて 済美が心配になってきた」
「有名な選手いっぱい輩出してるし、今年の夏も大阪大会準優勝したのに…」
OBは多くいるが、過去の伝統とこれからを切り離したいと学校が断っているのでは?など、これまでも様々な憶測が飛び交っていた。
強くなくても良い、専門の監督でなく先生が兼務する形でも野球部は残して欲しい、といった声も多数ある。このまま伝統校は姿を消してしまうのか。
《岩藤健》
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