千葉ロッテマリーンズの里崎智也選手が9月12日、引退会見を開いた。里崎選手は冒頭、「今シーズンをもちまして16年間のプロ野球生活、30年間の選手生活を引退します」と切り出し、引退のコメントを残した。
---:引退を決断した心境は
正直ほっとした気持ちです…(間があって、涙がこらえきれず)絶対泣くわ…。(涙をこらえつつ)正直、ここ数年しんどかったですし、がんばらなくていいんだと思ったらほっとしています。半分は、がんばれないんだと思うと寂しい気持ちでいっぱいです。
---:引退を決断した理由は
今年一年に勝負をかけてきましたけど、練習量を増やせば、気力に体力がついてこなくなりました。このまま続けたとしても、練習量を落とすしか無い。そうすると、プロ野球選手としてのパフォーマンスは出ないので、潔くやめて引退するのも僕らしくていいなかなと。
---:決断の時期は
怪我して復帰できればと思っていましたが、オールスターまでに復帰できず、8月にはいっても状態が上向きになりませんでした。気力に体力がついてこなかったということです。
次の世代を担う若手も出てきました。もっと教えられる事もあったかもしれませんが、そうした若手の台頭も引退の後押しになったのだと思います。
---:引退を最初に伝えたのは
いままでも好き勝手一人で決めてきましたが、両親には最後くらい相談してくれればいいのにといわれました。
家族は一番応援してくれて支えてくれました。感謝の気持ちと、いままでできなかった親孝行をしたいと思います。
---:今まで意識してきた事は
ロッテに入団したときはお世辞にも強いチームではありませんでしたが、絶対日本一にするんだという気持ちで、日本一になったこと。2005年の優勝への試合が16年間の試合が一番の出来事でした。
---:WBCにも出場しました
ロッテの選手は8人参加して大所帯になりましたので心強かったのはあります。王さんの監督のもとで野球するなんて夢にも思っていなかったですし、王監督を世界一にしたいという思いでした。実際に世界一にできて幸せでした。
---:入団時とくらべて
当時は淡い期待で、レギュラーになれたらいいな、長くできたらいいなと思っていました。入団したときは30歳までできればいいな、というくらいだったので、16年間もできるなんて考えていませんでした。夢って超えられるんだなと思いました。
---:今後について
次のステップにたてばまた新人です。次の人生、次のステージでも、何を仕事にするにしても、野球と同じように死ぬまでに日本一になってやろうと思っています。
ネット上ではファンから
「いつかコーチとして戻ってきてくれる事を願っています」
「いろいろな人のツイートをみるたびに寂しいなと思う」
「里崎の引退が悲しい」
「里崎の引退試合みにいく!」
「引退会見みて泣いてしまった」
などの声。愛された選手だったことがよくわかるコメントであふれている。
《編集部》
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