【アークティック・レース・オブ・ノルウェー14】最終日のノルウェー対決 クリストフがフースホフトを下して大会2勝目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【アークティック・レース・オブ・ノルウェー14】最終日のノルウェー対決 クリストフがフースホフトを下して大会2勝目

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ステフェン・クルイシュウィック(ベルキン)が2014年アークティック・レース・オブ・ノルウェー総合優勝
  • ステフェン・クルイシュウィック(ベルキン)が2014年アークティック・レース・オブ・ノルウェー総合優勝
  • アレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)2014年ミラノ~サンレモより
2014年アークティック・レース・オブ・ノルウェーは、8月17日に最終日の第4ステージがトロムソをスタート&ゴール地点とする165kmで争われた。ステージ終盤は、上り坂を含む8.5kmの周回コースを5周半する。

序盤は9人の逃げ集団が形成されるが、カチューシャがコントロールするメイン集団は約2分しかタイム差を許さず、最後の周回コースですべての選手を捕まえる。

ゴールスプリントへ向けての緊張が高まる中、残り2kmの下り坂で、地元ノルウェーの英雄で元世界王者のトル・フースホフト(BMCレーシング)がアタック。そのまま逃げ切るかと見えたが、後方からスプリントを開始した同じノルウェー人のアレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)が残り50mで捕え、第2ステージに続く今大会2勝目を飾った。カチューシャはステージ3連勝となった。

昨年のこのレースの総合王者で、今季限りでの引退を表明しているフースホフトは惜しくも2位、3位には2秒差でサム・ベネット(NetAppエンデューラ)。

今季13勝目を挙げた好調のクリストフは「トルのダウンヒルは強力だったし、すばらしいアタックだった。捕まえかけたとき、彼がまだ力を残しているかわからなかったから、ラスト500mは全力で自分を追い込んだ。今年、トルは引退するので、僕がノルウェー人の彼の後継者になれることを願っている」と、レース界を去る先輩に敬意を払った。

総合優勝は、ステフェン・クルイシュウィック(ベルキン)がクリストフに4秒差をつけて獲得した。
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