日本でも夏が終わりに近づくこれからの時期。英国では始まりの時期になる。日本でいう春のように新学期の季節であり、社会全体が慌ただしい時期を迎えようとしている。
8月16日よりイングランド・プレミアリーグが開幕する。開幕1週間前には前シーズンのFAカップ優勝チームとプレミアリーグ優勝チームが対戦するコミュニティーシールドが8月10日にサッカーの聖地ウエンブリー・スタジアムで行われ、観戦にいってきた。観戦というより私がサポートするチームの応援に行ってきたと言った方が良いかもしれない。
5月18日のFAカップ決勝以来のウエンブリー・スタジアムとなった。私のサポートするアーセナルは9年ぶりの優勝だったため、なかなかウエンブリー・スタジアムに行く機会がなかったが、今年はとても身近に感じる。
そのFAカップ王者のアーセナル対プレミアリーグ優勝チームのマンチェスターシティーの対戦となったコミュニティーシールドは、序盤からボールを持ったアーセナルが前半で2-0とし、後半にもアーセナルのジルーが鮮やかなミドルシュートを決め、試合を決定づけた。
フレンドリーマッチの意味合いが強い試合のため、終盤はどちらもさまざまな選手を試しながら残り時間を戦い、試合は3-0のまま終了。アーセナルが昨シーズンのプレミアリーグ王者に快勝し、サポーターとしては今シーズンへの期待が膨らむ。
ロンドンにはアーセナル以外にも様々なチームがあり、旅行でロンドンに来られた時にはスタジアムの熱狂を楽しんではいかがだろうか。なおサッカー観戦時はどちらのチームサポーターの席にいるか、くれぐれも注意すること。敵のゴールではしゃいでまわりのサポーターに大ブーイングされ、絡まれたりする光景はよく見かけるものだ。
《Takaharu Osako》
