スペインのワンデーレース、クラシカ・サンセバスチャン(UCI1.WT)が2014年8月2日に行われ、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)が終盤に独走を決め、大会2勝目を飾った。
このレースは、スペインでも自転車人気が高いバスク地方が舞台で、サン・セバスチャンをスタート&ゴール地点とするアップダウンが多い219.2kmのコースで争われる。
序盤から単独で逃げたアメツ・チュルーカ(カハルラル)が残り50kmで集団に捕まると、再びアタック合戦が勃発。残り7.7kmの最後の峠でホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)が加速すると、バルベルデがこれに反応。バルベルデは下りでライバルたちを引き離し、独走でゴールラインに飛び込んだ。
追走集団は14秒遅れでゴールし、バウク・モレマ(ベルキン)が2位、ロドリゲスが3位に入った。
ツール・ド・フランスでは総合4位とあと一歩で表彰台を逃したバルベルデだが、これが今季10勝目でワールドツアーランキングでも首位に浮上した。
モビスターの公式サイトを通じ、バルベルデは「あまり悔しい気持ちはなかったんだ。ただツールで表彰台を逃しただけだよ。僕たちにできることは、全速力でレースすることだけだった。レース後、ホアキンは上りの最後でちょっと力がなくなったと言っていたけど、僕のペースは安定していて全開で行った」と振り返っていた。
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