スウェーデンのスーパーカーメーカー、ケーニグセグ(Koenigsegg)社の最新作、『アゲーラOne:1』。同車の初テスト映像が、ネット上で公開されている。
アゲーラOne:1は2014年3月、ジュネーブモーターショー14で発表。ケーニグセグ社のスーパーカーには、『アゲーラ』シリーズがある。アゲーラOne:1は、ケーニグセグ社の創業20周年を記念し、アゲーラをベースに究極のパフォーマンスを追求して誕生した1台。
車名のOne:1は、量産車としては世界で初めて、最大出力が1メガワット(1000kW=1360ps)に達したことを意味する。また、カーボンファイバーなどの軽量素材を駆使し、車両重量は1360kg。パワーと車両重量が1対1のイコールの関係(パワーウェイトレシオが1kg/ps)になった、世界で初めての量産車という意味も込められた。
さらに、ケーニグセグOne:1では、エアロダイナミクス性能も向上。超高速域で効果を発揮する巨大なリアウイングをはじめ、アクティブエアロシステムなどを採用した。ケーニグセグによると、260km/hで走行中、610kgものダウンフォースが得られるという。
ケーニグセグは、「One:1は最高速よりも、サーキットでの速さを追求」と説明。それでもシミュレーション上の最高速は、世界トップレベルの440km/h以上と公表された。
6月末、英国のグッドウッド・ロード&レーシングは、アゲーラOne:1をサーキットで世界初テスト。その映像を、公式サイトを通じて配信している。
《レスポンス 森脇稔》
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