第4ステージ、マルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)はロングスプリントを成功させてギリギリでライバルをかわし、ここまでのツール4日間で早くも3勝目を挙げた。
ステージ終盤はコーナーも多く、追い風も強く、路面も濡れている中で、高速で混戦の展開となった。ジャイアント・シマノのスプリントフォーメーションは集団をコントロールできなかったものの、キッテルを好位置へと送り込んだ。キッテルは目覚ましいスプリント力を発揮し、ジロ・デ・イタリアと合わせて今季グランツール5勝目を手に入れた。
チームから発表されたキッテルのコメントは以下の通り。
「最後の30kmは高速で、まとまって走るのが難しかった。僕たちは残り2、3kmでまだいい位置にいた。チームメイトは先頭集団の中に僕を連れて行ってくれたんだ。僕が考えていたのは、最終コーナーのことだった。事前にコーチと研究していて、コーナーの後は残り250mだとわかっていた。僕はだいたいいい位置で入れたけど、下がってしまった。コーナーの立ち上がりでは、クリストフ(カチューシャ)を捕まえにいったんだ」
「長い距離だったけど、フィニッシュラインまでにクリストフをなんとか抜けた。今日のようなスプリントでは、あらゆる小さなアドバンテージが大切なんだ。高剛性のバイク、事前にフィニッシュ地点を知っておくこと。これらのことが勝利を可能にするんだ」
《》
page top