a.b.c.cupサーキットレースはキッズ参加の多いこの大会では目玉と言っていいほど盛り上がるカテゴリーであり、クラスも未就学児から大人まで幅広く用意されている。
中学生以上は男子、女子の2クラスのみだが、小学生以下のキッズは2学年ごとに分かれており未就学児や補助輪を付けたままでの参加も出来る。小学生が中心のカテゴリーとあって多いクラスでは参加者も30人を越え、コース脇で上がる歓声もカテゴリー中で一番多い。
レースはスプリント形式で行われるため走る距離は短いが、それだけにどのキッズも最初から全力で飛び出し、力尽きる子もいれば最後まで飛ばす子もいる。しかし例外無くゴール後にはどの子も全力を出し切り保護者の元に着くと倒れ込むようにMTBを降りてレースを振り返っている。
日本マウンテンバイク協会では8月に白馬さのさかで全国小中学生マウンテンバイク大会を開催することが決まっており、全国からMTBレースを走るキッズ、ジュニアが集まってくる。
このa.b.c.cupもそんなレースの一つであり、このサーキットレースから始めMTBに入れ込み白馬を目指すようになるキッズも数多くおり、今回参加したキッズの中からも全国大会に大勢が参加することになるだろう。
年に4回のa.b.c.cupと全国大会は連携しており、初心者や通年参加したいキッズがa.b.c.cupに参加し、そしてその上の全国大会に参加することになるが、全国大会と言ってもスクールやサマーキャンプ等も充実しているので、これから頑張ろうというキッズも多く受け入れることが出来る。
MTBレースに参加しているキッズは他の競技と同じように全国大会を目指す子が多く、MTBと自転車競技に親しむ上ではa.b.c.cupのサーキットレースから全国大会への繋がりは欠かせないものになっている。
《高橋智宏》
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