ツール・ド・フランスで2年ぶり2度目の総合優勝を達成したスペインのアルベルト・コンタドール（26）が、来シーズンはアスタナチームと契約しないことを発表した。すでにランス・アームストロング（37＝米国）も新チーム結成のために移籍することを発表している。薬物違反によって活動停止中のアレクサンドル・ビノクロフ（35＝カザフスタン）がアスタナに復帰して、チームエースとなることが予想される。
カザフスタン登録のアスタナは、もともと自国の英雄的存在でもあるビノクロフをツールに送り込むために結成されたプロチーム。現在は米国やスペイン選手が主力となるが、カザフスタン国粋主義的な基盤がある。
コンタドールは今回の移籍に際して、「このチームで彼がアシストに回るなどとうてい考えられない」と語り、マネジメントを手がける実兄のフランシスコハビエルを介して移籍の意志があることを発表した。
契約はあと1年残っている。チームが提示した5億円の契約金もコンタドールが拒絶したとフランスのレキップ紙が報じている。
《編集部》
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