23日間の日程で開催されるツール・ド・フランスは、1日5時間前後のレースを行うため、選手のエネルギー補給は非常に重要だ。スタート前に背中のポケットにさまざまなスタイルの補給食を入れておくが、レースの途中でも各チームのトレーナーが袋に入った食料を手渡している。
自転車ロードレースでは食料補給も自転車に乗ったまま。スタート時に背中に入れた食料がなくなったら、ハンガーノックで脱落してしまう。そのため各ステージの中盤以降に、マッサーと呼ばれるトレーナーが先行し、選手に布袋を手渡すのだ。
ちなみにボトルは、選手の後ろを走るチームカーから手渡してもらえる。各チームのアシスト役がチームカーまでボトルを取りに行き、所属チームのエースのところまで運んでいくのである。
《編集部》
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