宮古島優勝のミッチェルが勝因を語る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

宮古島優勝のミッチェルが勝因を語る

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 4月19日に行われた全日本トライアスロン宮古島大会で優勝したミッチェル・アンダーソンが4月21日、東京都千代田区の帝国ホテルで佐渡国際トライアスロンの女王、甲斐円佳と対談し、トライアスロンの練習法やレース戦略などについて語り、親交を深めた。

 ミッチェルは宮古島トライアスロンに5年ぶり2度目の参戦をして、ライバルの松丸真幸を抑えて1位を獲得した。甲斐は04年からトライアスロンに参加し、08年にメジャーレースである佐渡国際トライアスロンで優勝している。
 対談は、宮古島トライアスロンの勝利の秘訣に集中した。ミッチェルは数カ月前に足をケガをしたため、思うように練習ができなかったものの、当日は思った以上にコンディションがよく、好調な走りで優勝した。
「僕は10数年もの間、トライアスロンの大会で戦っている。今回の勝利は今までの経験があったからこそ、つかめたもの。レース中に自分の限界を超える走りができたと思う」とミッチェルは自らのレースを振り返った。
 チャンピオンとしての立場にいることへのプレッシャーなど精神面についての話も。08年に初めてメジャー優勝した甲斐だけに興味深い。トライアスロンを本格的に始めたのは数年前、まだ新人のため不安も多いのだ。
 パートナーもトライアスロンをやっているというミッチェル。
「僕のパートナーも強い選手だから、悩みを共有できる。それがとても幸運だったと思う。円佳はまだ新人選手だね。でも、どんなベテラン選手だって、新人の時があったんだ。円佳が自信を持ってぶつかれば、氷が溶けるように、みんなととけ込む時が来るよ」
 甲斐はトレーニング方法やレースの戦略などをミッチェルにアドバイスされ、メモに記入。
「これから、もっとトレーニングして強くなりたい」と話す。
 09年に甲斐は、アイアンマンジャパンなどのトライアスロンだけでなく、08年に片山右京が参戦した世界最高峰のサイクリングレース、エタップ・デュ・ツールにも参加する。
 それを聞いたミッチェル。
「7月はハードなスケジュールだね。でも挑戦していくことが大切なことだ。期待しているよ」と温かい目で甲斐を見た。
《編集部》
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