フランスのビトレで増田成幸が好走 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

フランスのビトレで増田成幸が好走

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 4月3日にフランスでルート・アデリード・ビトレが開催され、残り10kmで大集団から飛び出した21人のなかから、ジェローム・コッペル(フランス、フランセーズデジュ)とダビド・ルレイ(フランス、アグリテュベル)がアタックし、最後はコッペルが単独で逃げ切って優勝
  •  4月3日にフランスでルート・アデリード・ビトレが開催され、残り10kmで大集団から飛び出した21人のなかから、ジェローム・コッペル(フランス、フランセーズデジュ)とダビド・ルレイ(フランス、アグリテュベル)がアタックし、最後はコッペルが単独で逃げ切って優勝
 4月3日にフランスでルート・アデリード・ビトレが開催され、残り10kmで大集団から飛び出した21人のなかから、ジェローム・コッペル(フランス、フランセーズデジュ)とダビド・ルレイ(フランス、アグリテュベル)がアタックし、最後はコッペルが単独で逃げ切って優勝した。以下は同大会に出場したEQA・梅丹本舗のチームレポート。

 気温11度でスタート地点は曇りだったが、レースが始まると晴れてきて、気温も上昇した。このレースは、21.1kmの大きな周回コースを6周し、8.9kmの小さな周回コースを8周する計197.8kmのレース。絶えずアップダウンが繰り返される。
 今年も観客は多く、EQA・梅丹本舗のピンクのジャージがかわいいと評判だ。チームカーの周りにはポストカードを持ち、サインをねだるファンたちが詰めかけた。
 このレースには元チームメイトの新城幸也(BBOX・ブイグテレコム)も参戦し、レース前には水谷壮宏監督と言葉を交わす姿が見られた。

 レースは13km地点で23人の逃げが決まり、EQAのギヨーム・ポンもこの中に加わった。この逃げは70km地点(大周回4周目途中)まで続いたが、BBOXチームが集団をコントロールし、先頭グループからアタックした2人のみを残して、他は集団に吸収された。だがこの2人の逃げもそう長くは続かず、大集団となる。
 100km地点を過ぎた大周回での最終周回になると、集団のペースが上がってアタックが繰り広げられ、新城を含む5人の逃げができる。しかし集団をコフィディスチームがコントロールし、この逃げも10kmくらいしか続かなかった。
 小周回に入り、ラスト45kmで9人の逃げが決まった。ここに増田成幸が入る。その後、2人増えて先頭は11人となった。この先頭グループは全員が違うチームだったため、後続集団の各チームがペースを落とした。決定的な逃げになるかと思われたが、逃げに乗れれなかったBBOXは、新城が単独で集団を引いて差を縮めにかかり、45秒差を27秒まで縮めた。
 その頃、先頭で走っていた増田が遅れる。そのため今度はEQAも集団をコントロールして逃げを追いかけたことで、再び大集団となる。

 レースが動いたのは、ラスト周回に入る直前だった。集団から21人が飛び出した。それまで清水都貴やグレゴール・ガズボダも集団前方で積極的に動いていたが、この逃げに入りこむことはできず。3分45秒遅れの集団でのゴールとなった。
 結果は残せなかったが、昨年に比べてチーム全体のレベルがアップしていることは確か。重要な逃げにも選手を送り込むことができ、いいレース展開ができている。
《編集部》
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