現役復帰を果たしランス・アームストロングが、若手育成チームであるトレック・リブストロングU-23を立ち上げた。チームの目的は、ツール・ド・フランスで優勝でき選手を育てること。そして「リブストロング」からのメッセージをグローバルに広め、世界中の人たちに「強く生きろ」というメッセージを訴え、癌撲滅の資金を募ることだという。
チームはメンバーが18歳から21歳までの若手による構成が特徴。そのほとんどがナショナルチャンピオンか、世界選手権やオリンピックのメダリストという精鋭集団なのだ。監督にはアクセル・メルクスが就任した。
このドリームチームに抜擢された日本人選手がいる。08年にU23全日本選手権で優勝を飾った小森亮平だ。高校卒業と同時に渡欧し、フランスのアマチュア チームで2年間レース活動を行い、フランスのアマチュアカテゴリーで4勝をあげたことが、高く評価されたという。
小森はアスタナとの合同トレーニングキャンプにも参加。アームストロングとここで会い、一緒にトレーニングを行なった。
「ランスに挨拶すると、すでに自分のことを知ってくれていて感激でした。トレーニングでは、やはりランスは強かったです。ランスの凄さを肌で感じました」
チームは3月1日から始まるブエルタ・テルメックス・メヒコに出場する。その後、アメリカを中心にヨーロッパへの遠征も予定されている。小森が日本で走るのは6月に開催される全日本選手権となる。
《編集部》
page top