フランスのBボックス・ブイグテレコムに移籍した新城幸也（24）がシーズン緒戦となるツール・ド・ランカウィに登場する。マレーシアで開催される同レースは7日間でおよそ1,000kmを走行するステージレース。第5ステージが総合優勝の行方を左右する山岳ステージとなる。日本勢はEQA・梅丹本舗の福島晋一、清水都貴、増田成幸、中島康晴も参戦する。
新城は07年の全日本チャンピオン。08年はツール・ド・おきなわでも沖縄県勢として初優勝した。さらにヨーロッパレースでは、プロ選手の登竜門といわれるツール・デュ・リムザンで区間勝利と総合3位の座を獲得。このときの活躍がBボックス・ブイグテレコムのジャンルネ・ベルノードー監督の目にとまった。
「三大大会を走破する実力がある」と監督の評価は高い。フランスの半純血チームだけに、チーム最大のターゲットであるツール・ド・フランスで9人のレギュラーに入るのは他チーム以上に難しいが、監督からは「ブエルタ・ア・エスパーニャへの出場」を打診されている。
それでも新城の夢はツール・ド・フランス。しかもきっぱりとこう言い切る。
「出るのが目標じゃない。勝つために出る！」
《編集部》
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