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マレーシアで小野寺健がチームメートの首位を守る

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 マレーシアで開催されている7日間のステージレース、ジェラジャ・マレーシアは1月9日、距離163.8kmの第3ステージを行い、小野寺健(21)が所属しているトレック・マルコポーロチームのリー・フユ(29=中国)が首位を守った。
 以下は「レポート打つのもツラいほどキ
  •  マレーシアで開催されている7日間のステージレース、ジェラジャ・マレーシアは1月9日、距離163.8kmの第3ステージを行い、小野寺健(21)が所属しているトレック・マルコポーロチームのリー・フユ(29=中国)が首位を守った。
 以下は「レポート打つのもツラいほどキ
 マレーシアで開催されている7日間のステージレース、ジェラジャ・マレーシアは1月9日、距離163.8kmの第3ステージを行い、小野寺健(21)が所属しているトレック・マルコポーロチームのリー・フユ(29=中国)が首位を守った。
 以下は「レポート打つのもツラいほどキツかった」という小野寺からの携帯メールレポート。

 この日は163.8kmの平坦コース。上っても50mぐらいで楽そうに思えるが、これがリーダージャージを持つチームにとってはどんなコースも同じぐらいにキツいです。

 レースは毎回スタートライン付近で踊りやいろいろな見せ物をやっています。むろん見てる時間はありませんが…。
 この日は「逃げに乗らなくていいからみんなでローテーションして追う」という指示なので、前半は集団の中で体力を使わないように様子をみて走る。何度もアタックは繰り返されるが、決まらないまま2つ目のスプリントポイントを通過。
 通過後にアタックがかかり、ここで6人ほどの逃げ集団ができた。しばらくすると、その差が あっという間に3分4分ほどに広がる。

 マルコポーロ列車が始動せざるをえない状態。ゴールまでまだ100kmはあった。僕ともう1人で追撃にかかる、差は変わらない。逆にひろがったりもした。
 このままでは、と他の2人も加わって4人になり、6人の逃げグループを追う。しかしその差は微妙にしか縮まらない。

「もぅイヤッ」と何回も思った。しかそ僕らはリーダージャージがあるチーム。だからリーダージャージを守るベく、僕らが引かなければならない。

 逃げグループとの差は3分ほどで、残り25km。ここで前日にステージ優勝した選手(スプリント賞のポイントリーダー)がいるチームがローテーションに加わってきた。
 向かい風の中、時速40kmほどでローテーションしていたのが、50kmに! もう足がつりそうだ。でも、さっきまでは先が見えないぐらいに精神的にツラかったが、10kmスピードが上がると一気に差が縮まり出し、残り5kmほどで逃げを吸収することに成功!

 するとさっきまで後ろに着きっぱなしだった選手たちがワーっと前に出て、最後のスプリントに向けてペースが上がる。マルコポーロチームのスプリンターをサポートしたいが、もう力は残ってない。
 ローテーションに加わってなかったエースとスプリンターが最後の勝負に出て行った。結果は2位。勝者は前日と同じ選手だった。

 リーダージャージを守ることがこんなにも大変だとは知らなかった。あと4日守り抜きたい。
《編集部》

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