折りたたみ自転車で不具合、規格外パーツが原因か | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

折りたたみ自転車で不具合、規格外パーツが原因か

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 国民生活センターの発表によると、市販の折りたたみ自転車で過去5年間に54件の事故が発生し、怪我人も出ていることが分かった。ペダルが折れたり、ハンドルの留め具の破損などが発生し、事故につながっている。問題があるのは、ホームセンターなどで安価に販売されているモデルで、日本工業規格(JIS)規格外のパーツが破損するケースが多いようだ。

 国民生活センターによると2002年4月から今年8月までにセンターに寄せられた折りたたみ自転車による事故の情報は54件に上るという。これを受け、センターでは価格が1万円~3万円程度の市販車輌12台をテストした。

 走行時には、折りたたんでいたハンドルや、フレームを留め具で固定するが、これが不完全なものがあったほか、7車種でペダルが破損した。

 ペダルの破損は、ペダルも折りたためる車種で起こり、日本工業規格(JIS)規格の検査に相当する力を加えたところ、ペダル中央への加重では問題なかったものの、ペダルの外側に力を加えると破損したという。

 センターでは、走行前に固定が確実か確認することや、ペダルの外側に荷重をかけないよう、注意を呼びかけている。
《編集部》
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