
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が8日(日本時間9日)、米フロリダ州オーランドで開催中のウインターミーティングで会見に出席。現在トレード話が浮上しているチームのムードメーカー、テオスカー・ヘルナンデス外野手について言及した。
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■「彼は我々の右翼手だ」
現在33歳のヘルナンデスは今季、レギュラーシーズン134試合に出場して打率.247、25本塁打、89打点、OPS.738を記録。昨季よりも打撃成績は落としたものの、ポストシーズンでも5本塁打を放つなどドジャースの世界一連覇に貢献した。
一方で、課題の守備に精彩を欠き、今季のOAA(Outs Above Average)では右翼手36人中33位の「-9」と振るわず。平均よりどれだけ多くのアウトを奪ったかを示す指標でも、低評価が際立った。
ウインターミーティングの会見上でロバーツ監督は、テオスカーについて「左翼手へ動く可能性はあるが、言っておきたいのは……コロラドでの最終戦、(9月10日からの)デンバーでの最後のシリーズ以降、彼の右翼手の守備は『少なくとも平均レベル』だったということ。そのうえで、打撃のポテンシャルを考えれば十分だと思っている」と話し、課題の守備にも及第点を与えた。
また、「今後、議論はしていくが、ロースターをどう形作るかによって選択肢はいくつかある。ただ現時点では、彼は我々の右翼手だ」と明かし、急浮上したトレード話にも釘を刺した。
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