
今オフFA市場最大の目玉とされるカイル・タッカー外野手が3日(日本時間4日)、米フロリダ州ニーデンにあるブルージェイズのキャンプ施設を訪問したと米複数メディアが報じた。
ワールドシリーズでドジャースに敗れたブルージェイズは、すでにディラン・シース投手を7年2億1000万ドル(約315億円)で獲得。タッカー争奪戦にも全力で臨む姿勢だ。
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■本命ヤンキースの動向は……
米メディア『FanSided』のロバート・マレー記者によると、タッカーは同日、ブルージェイズのキャンプ施設を直接訪問し、契約に向けた本格的な面談を行ったという。
今季のタッカーは6月1日(同2日)、盗塁の際に右手を突き指。薬指と小指の間に亀裂骨折を負ったが、136試合の出場で打率.266、22本塁打、25盗塁と安定した数字を残し、外野守備も堅実。28歳という若さも相まって、今オフ最大級の大型契約が見込まれている。
タッカー争奪戦は、同地区ヤンキースも本命候補のひとつに挙げられており、ワールドシリーズで覇権を争ったドジャースも参戦。タッカーの動向次第では、コディ・ベリンジャー外野手獲得へと舵を切る可能性も出てきた。ブルージェイズはボー・ビシェット内野手の残留交渉にも前向きで、終盤を担う救援投手補強も模索中。補強ポイントが重なるドジャースとの“場外戦”が熱を帯びてきそうだ。
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