
メジャー8年目、ドジャースで球団史上初の2年連続世界一を達成した大谷翔平投手。今季はレギュラーシーズンで打率.282、55本塁打、102打点、20盗塁、OPS1.014の好成績。投打二刀流にも復帰し、3年連続4度目の年間MVPに輝いた。
公式の打撃データでも、数多くの部門でメジャー最高峰の数字を誇っている。ここでは、近年公開された打撃指標「ブラスト率」に注目。大谷のスイングを掘り下げてみたい。
◆大谷翔平が「総合的な打撃力」3年連続でリーグ最高指標 近年ジャッジと規格外の争い“得点を生み出す能力”
■強さと正確さが共存
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』では、選手のスイングに関する様々な指標が閲覧できる。平均速度や芯で捉えた割合、軌道の角度から長さまで詳細に記されている。
中でも、近年安定した成績を残す大谷は「ブラスト率」と呼ばれる指標が際立っている。端的に言うと、打者が一定以上の速度でスイングし、なおかつ正確にボールを捉えた打球の割合だ。今季の大谷はこの「ブラスト率」において、コンタクト時に限るとフアン・ソト外野手(メッツ)に次ぐメジャー全体2位の「26.0%」を記録。3位にブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)、4位アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)と続いている。
ブラストに定義された打球205回は、昨季に続いて2年連続トップに。スイング全体に対する割合も、17.8%で全体6位にランクイン。ナ・リーグ2位と極めて優秀だ。
今季、大谷よりも平均スイング速度が速い16選手の中で、スイング時のブラスト率も上回っているのはゲレーロJr.ただひとり。強さと正確さを兼ね備えた打者として、球界最高峰に位置している証とも言えるだろう。
◆大谷翔平が再びジャッジを超えた「ノーダウター」 “全30球場スタンドイン”の本塁打数、2年連続30発超えは史上初に



