伊藤美誠、中国撃破の橋本帆乃香と4強進出かけて激突　過去戦績は“カットマンキラー”が優位も、優勝争い左右する大一番へ【卓球・USスマッシュ】

卓球の「USスマッシュ2025」は11日（日本時間12日）、女子シングルスの準々決勝が行われる。世界ランキング8位の伊藤美誠（スターツ）は同23位の橋本帆乃香（デンソーポラリス）と対戦する。

■伊藤は各大会上位で存在感

伊藤は2025年に入り、4月の「ITTF男女ワールドカップ」や5月の「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会（個人戦）」で銅メダルに輝き、完全復活を印象づけて今大会を迎えた。

早田ひな（日本生命）とのダブルス再結成でも注目を集めた今大会、シングルスでは1回戦では朱芊曦（韓国）相手に苦戦を強いられたものの3－2で競り勝つと、2回戦ではプリティカ・パバド（フランス）、3回戦ではハン・イン（ドイツ）をストレートで下し、順当にベスト8進出を決めた。

そんな伊藤と対するのが橋本で、27歳を迎えたカットマンは充実の内容で3回戦まで勝ち進むと、迎えた世界ランキング4位の王芸迪（中国）相手には粘り強いラリーや機を見ての攻撃で翻弄。3－0のストレート勝利と圧巻の内容で8強入りした。

伊藤と橋本はこれまでの国際大会では6勝0敗と伊藤が圧倒しており、直近では2024年7月の「WTTスターコンテンダーバンコク」決勝で伊藤が4－2で競り勝ち優勝を果たした。カットマンキラーの伊藤に今季シングルスで躍進を見せる橋本がどのような戦いを挑めるか。

なお、この試合に勝利すると準決勝では元世界ランキング1位の朱雨玲（マカオ）との対戦が決まっており、優勝争いも注目されてくる。ラスベガスで実現する日本女子のマッチアップには期待が高まる。