
JRAは20日、第1回しらさぎS(GIII、阪神芝1600m)の枠順を発表した。
桜花賞以来のマイル参戦となる昨年牝馬2冠のチェルヴィニアは5枠7番、3勝クラスを勝ち上がりOP入した名牝ヴィブロスの仔・シヴァースは5枠8番、ダービー卿CTで不完全燃焼の3着に終わったキープカルムは2枠2番から発走する。
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■Bコース替わりで内優勢か
今年新設されたしらさぎS。サマーマイルシリーズ初戦の米子Sが昇格した形になる。ここでは2015年以降、阪神芝1600mで行われた米子Sの過去9年のデータを参考にする。
過去9年において、最多4勝を挙げるのは7枠【4.0.2.11】勝率23.5%、複勝率35.3%、回収値は単勝624、複勝238を記録。次いで1枠が【2.0.0.10】で、その他の枠はまんべんなく好走馬が出現している。
全体で見ると、1~4枠は【3.6.2.38】と2着が多く、5~8枠は【6.3.7.49】と1着3着が多い。連対の軸としては内外で特段優劣をつける必要はないだろう。
脚質で見ると、1~4枠の逃げ先行は【1.4.0.13】と取りこぼしが目立ち、5~8枠は【5.1.4.11】と堅実。一方、1~4枠から中団以下で競馬をして上がり3位以内をマークした馬は【2.1.2.4】と好成績、5~8枠は【1.1.3.10】と安定感に欠ける。一般的なイメージと逆で、外枠の先行馬、内枠の差し馬が狙いになりそう。外枠から前に行けそうな馬ならデビットバローズ、タシット、シヴァース、内枠から上がり3位以内の脚を使って差して来れそうな馬ならキープカルム、レーベンスティール、ダイシンヤマト、ダディーズビビッドあたりにチャンスあり。
開催最終週となる阪神競馬場は今週からBコースに替わる。米子SがBコースで行われた年は9回中8回あり、さらに開催6日目で行われた年は5回ある。その5回を見ると、1~4枠【3.4.0.13】勝率15.0%、複勝率35.0%、5~8枠が【2.1.5.24】勝率6.3%、複勝率25.0%と、1~4枠の連対軸としての信頼度が一気にアップする。
上述した7頭なら、妙味的にも内枠勢のキープカルム、レーベンスティール、ダイシンヤマト、ダディーズビビッドの評価を上げたいシーンだ。人気サイドのキープカルムは内を突く戦法が得意で前走のような不利がなければ終いは弾けそう。想定2桁人気のダディーズビビッドは2走前が同コースで結果を出しておりハマればおもしろい。
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