
阪神は16日、東京ドームで行われた「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」プレシーズンゲームで昨季ワールドシリーズを制覇したドジャースと対戦し3ー0で勝利した。
なかでも先発を務めた26歳右腕・才木浩人投手は大谷翔平投手を2打数無安打に封じ込むなど5回を1安打7奪三振無失点に抑える好投でチームの勝利に貢献。サイ・ヤング賞を2度受賞したブレイク・スネル投手との投げ合いを制したことで、海外ファンやメディアから大きな注目を集めた。
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■ド軍がスカウトする可能性も示唆
阪神は前日のカブス戦に続き、メジャーの球団に2試合連続完封勝利を勝ち取った。
ロバーツ監督は試合後に才木と決勝3ランを放った佐藤輝明内野手を絶賛。才木については「球はメジャー級だった。スピリットもコントロールもよかった」、佐藤には「素晴らしいバッター。いいスイングで、力負けをしないようなスイングだった」と讃えた。
ネット上でも「2026年にドジャースにサイキを呼ぶべきだ」との英語の投稿に数千件のいいねがつくなど盛り上がりを見せた。
米専門メディア『ドジャー・ブルー』は「タイガースはドジャースとデーブ・ロバーツ監督に感銘を与えた。具体的には、彼らのスター選手であるヒロト・サトウとテルアキ・サトウだ」と報道。
その上で「昨年のソウルシリーズで、ドジャースのスカウトとロバーツ監督の目に留まったのがキム・ヘソンだった」と今季韓国のKBOリーグ(キウム)からドジャースと契約を結んだキム・ヘソン内野手に言及。その上で、ドジャースが阪神の選手をスカウトする可能性も示唆した。
■「ド軍打者を凍りつかせるほどの見事な投球を披露」
米メディア『エッセンシャリースポーツ』も才木に注目。「26歳のサイキは、ドジャースの打者を凍りつかせるほどの見事な投球を披露した。彼のパフォーマンスは、観客や解説者を期待で興奮させるほどの力と正確さの竜巻のようだった」と紹介。
「サイキは MLBのトップ選手たちと対戦しても平静さを保ち、並外れた速球と破壊的なスライダーを披露した。サイキが東京ドームで冷静かつ効率的に打者を打ち負かし、会場を盛り上げるのを見て、スカウトや野球ファンはサイキが次の大物になるのではないかと考えた」とし、SNSではファンから「ドジャースは今すぐサイキと契約しろ」とのメッセージが続いていると報じた。
才木は昨季25回先発出場し、13勝3敗、防御率1.83をマーク。防御率1桁台を2022年から3年連続で記録している。果たして、ドジャースとの一戦が才木のメジャー挑戦へと繋がるのか。今季の活躍にも注目だ。
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The Tokyo Dome crowd comes alive! 🇯🇵 pic.twitter.com/MB3AodNvsG
— MLB (@MLB) March 16, 2025