
MLB公式サイトは26日(日本時間27日)、今シーズン驚異的な成績を残すと予想される選手10人をピックアップし、紹介。その1番手に投打二刀流として完全復活するドジャースの大谷翔平投手を取り上げた。
また、4番手に今季ドジャースに加わった佐々木朗希投手の名前も挙げた。
◆ドジャースは最高評価も、同地区パドレスは「悲惨」 米メディアが30球団のオフを格付け「さらに悪化する可能性も」
■WARはウィットJr.を退けトップ
公式サイトは、米データサイト『FanGraphs』の成績予測システム「Steamer(スチーマー)」がはじき出した数字を基に「今年際立っている選手」として10人を紹介。その1番手に大谷の名前を挙げた。
今季の大谷は投手としてのリハビリを終え、マウンドに戻って来る。そのため、公式サイトは投手と打者、それぞれの予想成績を掲載。「投手・大谷」については防御率3.48、141奪三振、奪三振率10.5、「打者・大谷」については43本塁打、104打点、34盗塁、OPS.939などの数字を紹介した。
また、勝利貢献度を示す指標「WAR(Wins Above Replacement)」に関しては、投手で2.5、打者で5.6(計8.1)となっている。
公式サイトは「オオタニは今季、二刀流のスーパースターとして復帰する。昨季最高の打撃成績を残したナ・リーグMVPは、2025年には投手としても活躍すると見込まれている。そして、Steamerは二刀流のオオタニを野球界で最も価値のある選手と見ている。WARは8.1(打者で5.6、投手で2.5)で、どの選手よりも高い。ボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)の7.4も上回っている」と評価した。
■佐々木は「奪三振アーティスト」
さらに「昨年は歴史的な50-50(50本塁打、50盗塁)を達成したが、25年も43本塁打(ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に次ぐ2位)と34盗塁が予想されており、ウィットJr.とホセ・ラミレス内野手(ガーディアンズ)とともに30-30のシーズンを達成する3選手のうちの1人と見なされている。また、投手としての予測も非常に良好だ」とし、投打での活躍に太鼓判を押した。
また、佐々木に関しては、防御率3.30、179奪三振、奪三振率11.6、K%(対戦打席のうちの三振率を示す)は31.6という数字を予測。同サイトは「彼はすぐに素晴らしい活躍を見せるだろう。三振を奪うペースに関しては、昨季新人王のポール・スキーンズ投手(パイレーツ)に匹敵すると予想されている。メジャー屈指の奪三振アーティストの1人になるかもしれない」とし、ルーキーイヤーから快進撃をすると分析した。
◆ドジャースの“独り勝ち”を問題視か オ軍オーナー「サラリーキャップ制を導入すべき」と提言 年俸抑制と戦力均衡化を求める
◆ヤンキースの元主将ジーター「イチローに投票しなかった記者は説明すべき」と訴える 米殿堂入り、自身も1票足りず満票逃した経験