5連覇の早田ひな、伊藤美誠が不在の女子ダブルス　混迷極める争い、本命は木原美悠、長﨑美柚の“Wみゆう”か？【全日本卓球】

東京体育館にて開催中の「2024年全日本卓球選手権大会」は25日、女子ダブルスの4回戦、5回戦、準々決勝がそれぞれ行われた。

■18年大会から独壇場

ダブルスは近年、早田ひなと伊藤美誠の“みまひな”ペアの独壇場となっており、2021年の新型コロナウイルスによる中止を除いて、18年大会から5連覇と圧倒的な強さを見せつけてきた。

しかし、今大会は伊藤が平野美宇とパリ五輪出場枠をかけたシングルスの戦いに専念するためこのペアが欠場。新たな優勝争いが展開されている。

優勝候補のひとつだった平野、張本美和の二人は、25日の5回戦で麻生麗名、笹尾明日香相手に大苦戦し、フルゲームの末に2－3で敗れ姿を消した。

そんななか、有力候補に浮上したのが木原美悠と長﨑美柚の“Wみゆう”。2023年には世界卓球で銅メダルに輝いた両者は、25日の4回戦では原芽衣、伊藤七海のペア相手に苦戦を強いられるも3－2で逆転勝ち。

その後5回戦は吉岡桜子、永野萌衣ペアに3－1、準々決勝は三村優果、山﨑唯愛ペア相手に3－1で競り勝ち、準決勝まで勝ち進んだ。27日の準決勝で対戦するのは芝田沙季、大藤沙月ペア。ミキハウス所属の実力者相手の戦いは注目となる。

過去5大会を制してきた早田、伊藤ペアが不在で混迷を極める女子ダブルスの争い。はたして、本命に躍り出た木原、長﨑ペアが初の全日本タイトルを奪取できるのか。

（Y.Imoto／SPREAD編集部）