ポスティングシステムを利用し、名門ドジャースへと移籍した山本由伸投手。12年総額3億2500万ドル（約455億円）という莫大な契約に注目が集まる中、オリックス・バファローズ時代のチームメート、アダム・ジョーンズ氏が米メディア複数の取材に応じ、山本の活躍に太鼓判を押した。
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■「挑戦を非常に楽しみにしている」
ジョーンズ氏は2006年にマリナーズでメジャーデビューし、3年目の08年から18年までオリオールズに在籍。オールスター5回選出、ゴールドグラブを4回、シルバースラッガーを1回受賞するなど、メジャーリーグの第一線を走り続けた。20年から2年間はオリックスでプレーし、山本ともチームメートに。昨季9月15日（日本時間16日）にはオリオールズと1日契約を結び、現役引退セレモニーを行った。
ジョーンズ氏は米専門チャンネル『MLBネットワーク』の中で山本について問われると、「彼はいつも笑顔で人当たりがいい。（大谷）ショウヘイよりもオープンな性格に感じる。山本の試合に対する取り組みは、とにかく素晴らしいよ」と絶賛。「彼はこの瞬間のために生涯をかけて準備してきた。いち野球ファンとして、この挑戦を非常に楽しみにしている」と、かつての戦友に対してエールを贈った。
また、米カリフォルニア州のラジオ局「KLAC」の番組『ドジャー・トーク』にも出演。懸念されている山本の小柄な体格については、「かつてのペドロ（マルティネス）も身体の大きな男ではなかったが、それでも球速を維持していた。彼は正しいことをしていたに違いない」と、通算219勝の“レジェンド右腕”を例えに出して言及。「山本はアメリカでのトレーニングでより大きく、より強くなっていくだろうが、彼がすでに成し遂げてきたことは素晴らしく、私は気にしていないよ」と、意に介していない様子だった。
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（H.Ariga／SPREAD編集部）
