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ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指していた今永昇太投手が9日(日本時間10日)、カブスと契約合意したと米複数のメディアが報じた。今後メディカルチェックを経て、正式契約を結ぶと見られている。
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■被弾の多さを懸念する声も
カブスは昨季83勝79敗で、ナ・リーグ中地区2位と健闘。ワイルドカード争いには惜しくも敗れたものの、投手起用に定評のあるクレイグ・カウンセル新監督を同地区ライバルのブルワーズから引き抜き、今季4年ぶりのポストシーズン進出を目指している。
今永の新たな本拠地シカゴのリグレーフィールドは、メジャー全30球団の中でフェンウェイパークに次いで2番目に古い球場となる。MLB公式『Baseball Savant』で直近3年間の球場データを調べると、安打や二塁打は平均クラス、本塁打がわずかに多め、三塁打がメジャー30球場で6番目に出やすいという指標。観客席のないポール際の外野フェンスが奥まっているため、レフト線とライト線の打球が長打になりやすい。
シカゴはミシガン湖南西部に位置し、季節風が吹き付けるため「ウィンディーシティー(風の街)」とも呼ばれる。リグレーフィールドも強風の試合が多く、風向き次第では昨季17被弾を許したフライボールピッチャーの今永に悪影響を及ぼすケースがありそうだが、果たしてどうなるか。
カブスには鈴木誠也外野手も所属しており、これでドジャース、パドレスに続いて日本選手が複数所属する球団となった。今季のナ・リーグには要注目だ。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)