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MLB公式は6日(日本時間7日)、全米野球記者協会(BBWAA)所属の記者投票で選出される主要4賞の最終候補を発表。
ロサンゼルス・エンゼルスからFAとなった大谷翔平がア・リーグ最優秀選手(MVP)、ニューヨーク・メッツの千賀滉大はナ・リーグ新人王の最終候補3名に残った。千賀と同じくデビュー1年目、ボストン・レッドソックスの吉田正尚はア・リーグ新人王候補に選出ならず。
◆2023年「賞タイム」 大谷翔平の今シーズン受賞タイトル・今後のスケジュール一覧
■来週以降、続々と発表予定
今季も、際立った活躍を見せた選手たちに贈られるMLB公式主要4賞の最終候補が出揃った。
注目のア・リーグMVPには大本命の大谷に加え、世界一を掴んだテキサス・レンジャーズの主砲ふたり、コーリー・シーガーとマーカス・セミエンが選出された。大谷は今季、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066。日本選手として初の本塁打王、2010年のイチロー以来となる打率3割を達成するなど、圧巻のパフォーマンス。投手としても23試合に先発し10勝5敗、防御率3.14。132イニングを投げ、167奪三振を記録した。
また、ナ・リーグ新人王候補にはメッツの千賀が選出。今季は29試合に先発し、12勝7敗、防御率2.98。規定投球回にも到達し、202奪三振。日本選手のデビュー年では、野茂英雄、松坂大輔、ダルビッシュ有に続いて4人目のシーズン200奪三振を達成した。
千賀と同じくデビュー1年目の吉田は今季、打率.289、15本塁打、72打点、8盗塁、OPS.783。前半戦は打率.316で首位争いを演じるなど、本来の実力を遺憾なく発揮したが、オールスター以降打率.254と失速。この日発表された、ア・リーグ新人王の最終候補3名にも選出されなかった。
各賞の最終候補は以下の通り。新人王が13日(同14日)、MVPは16日(同17日)に『MLBネットワーク』の番組内で発表される。
各賞の最終候補一覧
ア・リーグMVP大谷翔平(エンゼルス)コーリー・シーガー(レンジャーズ)マーカス・セミエン(レンジャーズ)
ナ・リーグMVPロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)フレディ・フリーマン(ドジャース)
ア・リーグ サイ・ヤング賞ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)ケビン・ゴーズマン(トロント・ブルージェイズ)ソニー・グレイ(ミネソタ・ツインズ)
ナ・リーグ サイ・ヤング賞ブレイク・スネル(サンディエゴ・パドレス)ローガン・ウェブ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)ザック・ギャレン(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
ア・リーグ新人王ガナー・ヘンダーソン(ボルチモア・オリオールズ)タナー・バイビー(クリーブランド・ガーディアンズ)トリストン・カサス(レッドソックス)
ナ・リーグ新人王コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)ジェームス・アウトマン(ドジャース)千賀滉大(メッツ)
ア・リーグ最優秀監督賞ブルース・ボウチー(レンジャーズ)ケビン・キャッシュ(タンパベイ・レイズ)ブランドン・ハイド(オリオールズ)
ナ・リーグ最優秀監督賞ブライアン・スニッカー(ブレーブス)クレイグ・カウンセル(ミルウォーキー・ブルワーズ)スキップ・シューマッカー(マイアミ・マーリンズ)
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(H.Ariga/SPREAD編集部)