18日（日本時間19日）に行われたロサンゼルス・ドジャースの編成本部長アンドリュー・フリードマン氏の今季総括会見。フリーエージェント（FA）となる大谷翔平の新天地として本命視される球団からどんな話が飛び出すか期待されたが、この日は核心に触れず。それでもドジャース専門メディアはこの会見を受け、球団が獲得に動くと予想した。
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■ドジャースユニを着た合成写真投稿
大谷争奪戦における本命球団の会見。しかし、今オフの補強策について具体的なコメントはなし。大谷についても「獲得に向けてどれくらい本腰を入れているのか」という質問に対して、フリードマン氏は「オオタニって誰？」と笑顔を浮かべ、「特定のFA選手については話すことができない」と返すにとどまった。
地元メディア『ドジャース・ネーション』は早速、公式インスタグラムを更新し、この回答をいじった。ドジャースのユニフォームを着た大谷の合成写真を作製し、その横に大きく「WHO？」の文字を添えて投稿。ちなみに合成写真に使用したユニフォームの背番号は27。今季は右腕アレックス・レイエスが付けていたが、過去にはトレバー・バウアー（横浜DeNAベイスターズ）が背負っていたことも。「27」のユニフォームを写真素材に選んだ理由は不明だが、2度目のMVP受賞が間近のスーパースターを「誰？」と呼んだことをジョークとして捉え、取り上げていた。
■「有力候補という立場は今も変わらず」
同メディアは会見から一夜明け、改めて「アンドリュー・フリードマンがショウヘイ・オオタニを追い求める可能性について言及」というタイトルとともに記事を公開した。
先述したようにフリードマン氏は大谷について直接触れなかったものの、「我々は幸運にもオーナーから潤沢な資金を得られるので、今オフは積極的に動き、FA市場において可能な限り第一線の才能を集めたい」とも話しており、記事はこの発言が大谷獲得を示唆したものとして捉えた。そして「ドジャースは以前から二刀流スターを獲得する有力候補だったが、それは今もまったく変わっていない」と強調した。
フリードマン氏は会見で「来年2月のキャンプを迎える時にはワールドシリーズ制覇を狙えるチームになっている」と今後の編成に自信を見せたが、記事は「フリードマンは好きなだけ話せばいい。しかし、（言葉をどれだけ重ねても）オオタニを獲得しない限り何の意味も持たない。チームはオオタニ加入の瞬間をずっと待っている。フリードマンは仕事を成し遂げる必要がある」と手厳しかった。
「ファンはオオタニが来季からドジャースの一員になることを期待している。もし、それが実現せず、メンバーの顔触れも変わらなかったら、球団はファンに対して観戦を呼びかけることはできない」と締めくくった。
果たして地元メディアのゲキに応えて、ドジャースは大谷獲得に乗り出し、成功するのか。ストーブリーグはますます過熱しそうだ。
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文●SPREAD編集部
