ボルチモア・オリオールズの藤浪晋太郎は15日（日本時間16日）、本拠地で行われた試合には登板せず。
チームは1－7で敗れ、2位タンパベイ・レイズに2連敗。わずか2厘差でア・リーグ東地区首位に踏みとどまったものの、ついにゲーム差なしまで迫られた。
◆藤浪晋太郎、岡田監督のインタビューに反応「『アレ』の次は『ソレ』よ。おーん」
■2連敗から巻き返しなるか
オリオールズはこの日、中盤から投手陣が攻略され、相手主砲のランディ・アロザレーナに3安打を許すなど13安打7失点で敗戦。“勝ちパターン”での起用が多い藤浪に出番はなく、大事な首位攻防戦で2連敗を喫した。これで2位レイズとはゲーム差なし、勝率わずか2厘差で首位陥落こそ免れたが、明日以降その座を明け渡す可能性がある。
レイズとの直接対決は残り2試合。4連戦最初の2戦を落とし苦しいスタートを余儀なくされたが、ここから巻き返せるか。
移籍後好調の藤浪は、9月に入って6試合に登板し失点ゼロ。防御率0.00と圧巻の成績。6回2／3を投げ、四球が1つのみ。MLB公式『Baseball Savant』のデータでは、9月に全62球を投じたフォーシームの被打率が驚異の「.000」をマーク。平均回転数2147rpmは自身の月間最高数値を記録している。
藤浪と同じア・リーグでしのぎを削る大谷翔平（ロサンゼルス・エンゼルス）は、この日チームの地区優勝が消滅。かねてより「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と語っていたが、またも願いは叶わず。新天地で躍動する藤浪が、一足先に充実した終盤戦を戦うことになりそうだ。
◆松坂大輔氏、藤浪晋太郎がメジャーで飛躍した要因を分析 「良い意味で…」
◆鈴木誠也、日本人右打者のシーズン最多HR 2試合ぶり豪快18号…井口、城島に並ぶ
◆大谷翔平、今季終了か…エ軍地区優勝消滅でロッカーの荷物を全撤去
文●SPREAD編集部
