【男子ゴルフ】“中島啓太を破った男”が崩れないゴルフでプラチナ世代最速の2勝目を狙う セガサミーカップ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【男子ゴルフ】“中島啓太を破った男”が崩れないゴルフでプラチナ世代最速の2勝目を狙う セガサミーカップ

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【男子ゴルフ】“中島啓太を破った男”が崩れないゴルフでプラチナ世代最速の2勝目を狙う セガサミーカップ
  • 【男子ゴルフ】“中島啓太を破った男”が崩れないゴルフでプラチナ世代最速の2勝目を狙う セガサミーカップ

男子ゴルフツアー第11戦「長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップ」(北海道、ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)が29日、開幕する。

本トーナメントには、現在賞金ランク1位の中島啓太、自身初の国内メジャータイトルを獲得した金谷拓実、関西オープンでプロ初優勝を飾った蟬川泰果、昨年の覇者である岩田寛など、国内のトップ選手たちが出場予定となった。

ここ最近のトーナメントでは、男子ゴルフでも「プラチナ世代」という言葉が生まれるように、中島や蟬川、平田憲聖といった2000年度生まれの世代が活躍している。

ここでは、ミズノオープンで中島を破り、プロ初優勝を遂げた平田に焦点を当て、今季のスタッツなどからセガサミーカップでの活躍を予想する。

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■平田の武器は崩れないゴルフ

平田のスタッツを見ると、ドライビングディスタンス280.33ヤード(72位)、フェアウェイ・キープ率58.312%(32位)を記録。ドライバーショットに関しては、本人も「飛ぶほうではない」と語るとおり、ツアーメンバーのなかでも控えめな数値となっている。またフェアウェイ・キープ率も上位陣と比較すると約10%ほどの差があり、ティーショットでスコアを稼ぐタイプではない。

平田のティーショットに関するスタッツだけ見ると、セカンド以降で苦しい展開になることが多そうではあるが、パーキープ率は90.079%(5位)。これは、平田のグリーン周りの上手さが関係している。

飛距離の出ない選手の場合、セカンド以降で長い距離が残ることが多く、ショットが上手い選手でもパーオン率は低くなる傾向が強い。平田も今季のパーオン率は67.460%(30位)と決して悪くないスタッツではあるが、上位陣からは約5%ほど離されている。その中でスコアを崩さず、上位を狙うためにはアプローチショットの精度の高さが必要で、実際に平田のリカバリー率を見ると78.049%(3位)という数値を残している。

平田はミズノオープン開催前に、堀川未来夢が男子プロやコースなどを紹介しているyoutube番組「堀川未来夢ちゃんねる」に出演した際、「一番長く使っているのはウェッジ2本」とコメントしていた。ウェッジに関して多くは語っていないが、このコメントは今のウェッジに対する信頼感のあらわれと言える。

平田は今季バーディ率が0.303(60位タイ)と超攻撃的なゴルフというわけではない。しかし平田のボギーを打たないゴルフは、着実にスコアを伸ばしてくるだろう。自身の持ち味を生かして男子プラチナ世代最速のレギュラーツアー2勝目を狙う。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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