ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は17日（日本時間18日）、敵地で行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番DH」で先発出場。7回の第4打席に23号ソロを放った。
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■652試合目でのスピード達成
7回先頭打者として迎えた第4打席、相手投手テイラー・クラークが投じた初球のチェンジアップを強振。打球角度30度で上がった打球はセンターへ一直線に吸い込まれた。打球速度110.0マイル（約177キロ）、飛距離437フィート（約133メートル）の一発。これで両リーグを通じ本塁打数トップとなる23号。
試合後、大谷の23号について聞かれた盟友マイク・トラウトは「信じられないね。彼が打席に立つたびに、アーチが期待できるよ」と驚きを隠さなかった
松井秀喜 (C) Getty Images
大谷はこれでメジャー通算150本塁打を達成。これはニューヨーク・ヤンキースなどで活躍したレジェンド、松井秀喜が988試合目で到達した記録を抜き、652試合目でのスピード記録。その松井は「やってることは想像もつかないぐらいとんでもないことだと思いますよ。大谷選手が何しても誰も驚かなくなった。ある意味かわいそうですけどもね」と苦笑いさえ浮かべた。
日本選手として最多本塁打記録はもちろん松井が持つ通算175本塁打。大谷にとって残り25本。48号までたどり着けば今季中に日本選手メジャー最多タイ、あるいは49号で最多記録を樹立することとなる。
今季その数字を達成すれば、あるいは日本人初のメジャー本塁打王も夢ではない。
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文●SPREAD編集部
