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女子ゴルフの国内第13戦・リゾートトラスト レディス(静岡県・グランディ浜名湖ゴルフクラブ/6500ヤード、パー72)は25日、第1ラウンドが行われ、菊地絵理香が6バーディ、ノーボギーの66で回り、通算6アンダーで単独首位に立った。1打差5アンダー2位タイに、神谷そら、桑木志帆、後藤未有、穴井詩。3打差以内に24人という混戦になった。
◆【インタビュー】初日トップの菊地絵理香選手が明日への意気込みを語る
■風が勝敗を分けるレイクサイドコース
浜名湖にせり出した庄内半島の突端に位置し、地形は平坦だが、池とバンカーがふんだんに配され、海風によって難易度が大きく変わる「グランディ浜名湖ゴルフクラブ」。
ロングヒッター有利といわれる中、初日に飛び出したのは、現在ドライビングディスタンス54位、午前スタートの菊地だ。
前半6番からの3連続バーディで3つ伸ばしハーフターンすると、後半10番、11番も連続で決め、14番でも取ってこの日6バーディ、ボギーフリーと見事なゴルフをみせた。
飛ばし屋で上位に来た選手としては、神谷(ドライビングディスタンス2位)、穴井(同1位)、岩井千怜(同6位)が挙げられる。いずれも安定したラウンドだったが、パー5でのバーディは穴井が3つ、神谷と千怜は2つにとどまった。また、前週圧勝し、2週連続優勝を狙う山下美夢有も4アンダーと好スタートを切った。
昼ごろから風が強まった影響か、午前スタート組の選手が上位を占める一方、午後スタート組で最もスコアを伸ばしたのが後藤と穴井だ。特に後藤はボギーフリーでのラウンド。16番から上がり3ホールを3連続バーディで締めてみせた。
風が勝敗を分けるレイクサイドコース。カットラインも含め、明日どの程度スコアが伸びるかも風次第といえる。果たして誰が抜け出してくるのか、上位争いに注目したい。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位/6アンダー/菊地絵理香2位タイ/5アンダー/神谷そら、桑木志帆、後藤未有、穴井詩6位タイ/4アンダー/脇元華、三ヶ島かな、岩井千怜、山下美夢有、佐久間朱莉、内田ことこ
鈴木愛、吉田優利、申ジエ(韓国)は3アンダー12位タイ。川﨑春花、福田真未は2アンダー25位タイ。金田久美子、藤田さいきは1アンダー38位タイ。吉本ひかる、小祝さくら、安田祐香はイーブンパー52位タイにつけている。
山内日菜子、西郷真央、青木瀬令奈、高橋彩華は1オーバー69位タイ。菅沼菜々、稲見萌寧、ささきしょうこは2オーバー84位タイ。岩井明愛は4オーバー109位タイと出遅れた。なお、河本結は第1ラウンド10番終了後、棄権した。
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文●河野道久
大会初日を6バーディーノーボギーで終えた #菊地絵理香 選手にインタビュー🎤#JLPGA pic.twitter.com/7cXoP7Artt
— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) May 25, 2023