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ア・リーグ東地区首位のタンパベイ・レイズが5日(日本時間6日)、同地区ライバルのニューヨーク・ヤンキースに5-4で競り勝った。33試合を消化して27勝6敗、実に年間132勝ペースの快進撃を続けている。このまま行けばMLBシーズン最多勝記録更新も夢ではない。
◆【実際の映像】すっかり定着したお得意の“腕組み”ポーズ、アロザレーナ先制3ラン
■投打でスタッツ上位を独占
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MLB屈指の破壊力を誇るレイズ打線スタメン(5月6日)(C)MLB
これまでの記録は、1906年のシカゴ・カブスと2001年のシアトル・マリナーズがマークした年間116勝。01年はイチローがMLBデビューを果たし、新人王、首位打者、MVPを獲得した、日本人にも思い出深い“あの“1年だ。同シーズンのマリナーズは33試合経過時点で24勝9敗、今季のレイズはそれを上回るハイペースで勝ち星を重ねている。
MLB公式サラ・ラングス記者によると、レイズは今季開幕から先制点を挙げた試合で22連勝中。これは1900年以降、MLB最長記録。チーム打率.277/本塁打69/打点206/OPS.877は、いずれも30球団でトップ。投手部門でも、チーム防御率2.90/被本塁打12/WHIP1.10/被打率.206と“負けるわけがない“数字がズラリと並んでいる。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でメキシコ代表として活躍したランディ・アロザレーナを打線の中心に据え、若きエース左腕のシェーン・マクラナハンが開幕から7先発で6勝負けなしと躍動する。選手層の薄さが懸念点で、昨季の失速原因ともなったため、故障者続出だけは避けたいところ。
メジャー屈指の“低年俸軍団“の快進撃は、いつまで続くのか。群雄割拠のア・リーグ東地区で一際輝きを放つダークホースに、今後も注目だ。
◆吉田正尚は15試合連続安打、7試合で28打数12安打・打率.429で7連勝に貢献
◆千賀滉大は6回無失点で4勝目、被安打わずか2の圧巻ピッチング 「魂を切り裂く速球」と分析家も絶賛
◆公式サイトによる先発投手部門最新パワーランキング発表 大谷翔平は前回2位から…
文●SPREAD編集部
Just Randy casually sending the rays a souvenir on their day. pic.twitter.com/JZ6by58rEy
— Tampa Bay Devil Rays (@RaysBaseball) May 5, 2023