
ニューヨーク・メッツの千賀滉大は、20日(日本時間21日)に敵地で行われたサンフランコ・ジャイアンツ戦に先発。5回を投げ5安打4奪三振4失点の投球でマウンドを譲り、今季3勝目の挙げた。
◆【実際の映像】ピッチング・ニンジャも「消える魔球」と称賛、千賀滉大の「フォーク」
■「勝つには十分だった」とチーム公式サイト
前回のオークランド・アスレチックス戦では味方の大量リードを受けながら、4回2/3を投げたところで無念の降板となった千賀。リベンジを果たすべく、この日はストレートで押す。
代名詞とも言える「お化けフォーク」を控えめに打たせて取るピッチング。4回までまったく危なげない投球でジャイアンツ打線を零封。しかし5回に突如捕まる。
先頭のブレーク・サボールにソロを浴びると一死後、ラモント・ウェイドJr.にも一発を浴び、さらに連続四球でピンチを広げる。二死後、タイムリーと自らの暴投でさらに2点を献上。5回を終え、マウンドを譲った。
千賀は、打たれたヒット5本のうち3本をこの回に集められ、また4四球のうち2つを5回に与え、5回5安打4奪三振4四死球4失点。防御率は4.29。
試合はメッツの強打が爆発、またブルペンも万全で千賀失点後は零封。9-4と逃げ切った。
メッツはサイ・ヤング賞投手の両輪、ジャスティン・バーランダーがけがで離脱中、マックス・シャーザーが先日の不正投球問題により、出場停止の可能性がある。千賀には今後エース級の活躍が求められる中、長いイニングを投げる上で、前回同様中盤の投球が課題となりそうだ。
メッツ公式サイトも「素晴らしいという出来ではなかったが、勝つには十分だった」と評価した。
◆【実際の映像】ピッチング・ニンジャも「消える魔球」と称賛、千賀滉大の「フォーク」
◆千賀滉大、大量リードも5回途中4失点で無念の降板 石井一久以来2人目の日本人デビュー3連勝を逃す
◆千賀滉大の快投にスタジアムは“お化け祭り” 「ニューヨークは彼を抱きしめた」と地元紙も興奮
文●SPREAD編集部