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野球の世界一決定戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドは東京プールも9日に開幕。中国に快勝し、幸先よいスタートを切った侍ジャパンは10日、“宿敵”韓国との一戦に臨む。
■MLB所属、好守の二遊間コンビがキーマン
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日本はダルビッシュ有、韓国は元セントルイス・カージナルスのベテラン左腕・金廣鉉(キム・グァンヒョン)が先発予定。韓国は初戦でオーストラリアに敗れ、窮地に追い込まれている。1次ラウンド突破に向け、なりふり構わぬ戦いぶりとなるだろう。
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韓国との決勝、最後の打者を三振にとり雄叫びを上げるダルビッシュ有 2009年3月23日@ドジャー・スタジアム (C) Getty Images
韓国は以前ほどの実力者がおらず、戦力的には日本が一枚上と見る向きもあるが、油断は禁物だ。打線で警戒したいのは、ダルビッシュの同僚でもあるパドレスの金河成(キム・ハソン)。昨季は、長期離脱したチームの正遊撃手フェルナンド・タティースJr.に代わり、レギュラーに定着。11本塁打を放つなど、課題の長打力も備わってきた。
そして、ラーズ・ヌートバーと同じカージナルスの、韓国系アメリカ人トミー・エドマンにも要注意。フォーシームやシンカー系が得意で、チャンスに強い。キムとエドマンの二遊間で1番2番コンビを組んでおり、ゴールドグラブ級の守備も大きな戦力となっている。
WBCでの両国の対戦成績は、ここまで4勝4敗の五分。かつてはマウンドに太極旗(韓国国旗)を立てられる屈辱も味わった。“史上最強”の侍ジャパンとして、ここらで圧倒的な力の差を見せつけたいところ。長きにわたる因縁に、いよいよ終止符を打つ時が来た。
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文●SPREAD編集部