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京セラドーム大阪で行われる5位オリックス・バファローズと首位・福岡ソフトバンク・ホークスによる前半戦最後の3連戦は、ともにオールスターに初選出された2人の“クラッチヒッター”の対決に注目したい。
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■オールスターに向け復活か
オリックスでの注目は宗佑磨だ。
昨季、三塁手としてベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した26歳。今季ここまで81試合出場で打率.261(22打点)だが、得点圏打率は現在リーグ2位の.346を誇っている。7月の月間打率.217と調子が下降気味だが、選手間投票によってオールスターに選出された“追い風”を前半戦最後のカードで感じながらバットで結果を残してもらいたい。
一方、ソフトバンクでの注目は牧原大成。
俊足巧打とマルチな内野守備でチームの貢献する29歳。今季ここまで75試合出場で打率.291(5本塁打、27打点)という数字を残しているが、宗と同じくチャンスでは打率が上がり、リーグ3位の得点圏打率.322をマークしている。ただ、牧原も7月は月間打率.189と低打率に苦しんでおり、今カードで調子を取り戻したいところだ。
順位は1位と5位の両チームだが、ゲーム差は「3.5」しかない。混戦パ・リーグの中、チャンスでの強さを見せながら7月に調子を落としている2人、「宗 vs. 牧原」のどちらのバットが快音を残せるか。オールスターでも注目したい両者の“復活”に期待したい。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB