【MLB】大谷翔平の前に立ちはだかる「7人の刺客」とは HRダービー組み合わせ発表 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平の前に立ちはだかる「7人の刺客」とは HRダービー組み合わせ発表

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【MLB】大谷翔平の前に立ちはだかる「7人の刺客」とは HRダービー組み合わせ発表
  • 【MLB】大谷翔平の前に立ちはだかる「7人の刺客」とは HRダービー組み合わせ発表

MLBオールスターゲームの前夜祭にあたるホームランダービーが12日(日本時間13日)、コロラド・ロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドで開催される。なかでも、日本人選手として初めて出場することが決定した大谷翔平は、現在MLBトップの32本塁打を放っており、「初出場初優勝」の期待がかかっている。


7日(同8日)には、MLB公式サイトにてワシントン・ナショナルズのフアン・ソトと、テキサス・レンジャーズのジョーイ・ギャロの出場が発表され、参加全8選手が出揃った。さらに組み合わせも発表され、大谷は第1ラウンドでソトと対戦することが決定。大谷の前に立ちはだかる“ライバル”を紹介していきたい。


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■初戦の相手はシルバースラッガー・22歳のソト


大谷の初戦の相手に決まったソトは左の大砲。2018年、19歳でデビューを果たし、10代選手としては史上2番目タイとなる22本塁打を放った。この年のオフには日米野球でMLBオールスターチームの一員として来日。第1戦で中日の岡田から、第2戦で日本ハムの上沢から本塁打を放ち、存在感を見せつけていた。


2019年にはキャリアハイの34本塁打を記録。昨年は13本塁打に留まるも、打率.351で首位打者を獲得し、出塁率.490、長打率.695、OPS1.185もリーグトップ。自身初となるシルバースラッガー賞も獲得し、高い出塁率と長打力を兼ね備えたスラッガーに成長している。


今季はここまで打率.282、11本塁打と傑出した成績は残せていないが、秘めたポテンシャルは相当なもの。大谷にとっては初戦から高い壁に挑むことになる。


■連覇を狙う2019年の覇者・アロンソ


また、最大のライバルとなりそうなのが、ニューヨーク・メッツのピート・アロンソだ。アロンソは2019年にメジャーデビューを果たし、前半戦だけで30本塁打を記録しオールスターに選出。ホームランダービーにも出場し、史上3人目となる新人での優勝を果たした。


同年、アロンソは新人最多本塁打記録を塗り替える53本塁打を放ち、1年目ながら本塁打王も獲得し新人王に選ばれた。今季は故障の影響もあり打率.257、15本塁打だが、実力は折り紙付きだ。


アロンソの初戦の対戦相手であるサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は、捕手ながら強打が売りの31歳。2019年にトミー・ジョン手術を受け、昨季はシルバースラッガー賞とカムバック賞に輝いた。今季もすでに20本塁打をマークしており、キャリアハイ更新の期待がかかる。大谷とともに優勝候補と目されるアロンソにどのように立ち向かうか。


■「一発か三振か」豪快な打撃が売りのギャロも要注目


ソトとともに左の大砲として注目を集めるギャロは、コロラド・ロッキーズのトレバー・ストーリーと対戦。ギャロは2017年に41本、2018年に40本をマークした長距離砲。三振数も2017年は196、2018年は207と、「一発か三振か」というムラのあるタイプだが、ツボにはまった際の飛距離はメジャー屈指。本日のタイガース戦でもマルチ本塁打を放っており、ホームランダービーに合わせるかのように調子を上げてきている。


一方のストーリーは、2018年にキャリアハイとなる37本塁打をマーク。今年のホームランダービーの開催地であるクアーズ・フィールドを本拠地としているだけに、地の利を生かせるという点では有利に働く可能性もある。


最後の組み合わせは、オークランド・アスレチックスのマット・オルソンと、ボルチモア・オリオールズのトレイ・マンシーニ。オルソンは6年目にしてオールスターにも初選出。2019年には自己最多の36本塁打、今季もここまで21本を放ち、主砲としてチームをけん引している。


2019年に38発を放ったマンシーニは、昨年3月に結腸がんの手術を受けシーズンを全休。今季復帰を果たすと、ここまで15本塁打を放ち見事なカムバックを決めてみせた。病気を克服しホームランダービー出場というストーリーも、ファンに大きな期待を抱かせる。


各選手にそれぞれ特徴があり、大谷にとっては気の抜けないライバルが出揃った。第1ラウンドでソトを破っても、第2ラウンド、決勝ラウンドと、気の抜けない対戦相手が目の前に立ちはだかり、また、一発勝負のホームランダービーとあって、どの選手が勝ち抜いてもなんら不思議はない。


■大谷は“ジンクス”を破れるか


ホームランダービーに出場すると「体力の消耗が激しく、優勝者は後半戦に調子を崩す」というジンクスもある。


今季活躍を続ける“3人のジュニア”、サンディエゴ・パドレスのフェルナンド・タティスJr.、トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.、アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.はオールスターに選出されているが、3人ともホームランダービーには参加しない。


しかし近年では、ホームランダービーを優勝し、そのまま本塁打王になるケースも多くなっている。前述した2019年のアロンソや、2017年の覇者アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、ともにシーズン50本塁打超えで本塁打王を獲得。高い次元でパフォーマンスを発揮できる選手であるならば、勢いそのままにシーズン後半も乗り切ることも不可能ではなさそうだ。


オールスターでは投打“二刀流”の実現も期待される大谷。初物尽くしのシーズンで、初めてのホームランダービーでも、その超人ぶりを発揮し、並み居る強敵を撃破して優勝できれば、再び世界中のファンを驚嘆させるに違いない。


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文・SPREAD編集部


ホームランダービーのトーナメント表



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