東北楽天ゴールデンイーグルスは28日、田中将大投手との間で入団基本合意したことを発表した。背番号は「18」で、入団会見は決まり次第発表される。
田中はMLBのニューヨーク・ヤンキースとの7年契約が満了し、同チームからフリーエージェントとなっており、2021年シーズンはどこのユニフォームを着てプレーするのか、その動向に注目が集まっていた。
■古巣・楽天に復帰 24連勝の2013年はエースとしてチームを日本一へ導く
田中は2006年のドラフト会議で複数のチームから1巡目指名を受け、交渉権を獲得した楽天に入団。2007年4月18日、4試合目の登板となった対ソフトバンク戦で、9回2失点13奪三振に抑えプロ初勝利初完投を飾った。
初年度からフタ桁勝利を記録するなど、早くからチームの主力として活躍。そして2008年には五輪日本代表として、2009年と2013年にはWBC日本代表として海外強豪国と戦った。
また2013年は連勝に連勝を重ね、シーズン24連勝を記録し、球団創設9年目となる楽天のリーグ初優勝に大きく貢献。続く日本シリーズでは最終戦まで勝負がもつれ込んだものの、前日に行われた第6戦で先発だった田中が9回からマウンドに上がり、巨人打線をきっちりと抑えて日本一に。なおこの年の12月にポスティングシステムを行使し、MLB挑戦を表明した。
2014年1月、ヤンキースと総額1億5500万ドルの7年契約に合意したことを発表。開幕4戦目となる4月4日、対トロント・ブルージェイズ戦でMLB初登板初勝利を挙げた。初年度から13勝を挙げローテの軸に定着すると、毎年コンスタントに勝ち星を量産した。大リーグ通算174試合78勝46敗、防御率3.74。