【競馬】阪神JF 1番人気ソダシ騎乗の『吉田隼人騎手』はGIで買いか?切りか? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【競馬】阪神JF 1番人気ソダシ騎乗の『吉田隼人騎手』はGIで買いか?切りか?

新着 ビジネス
【競馬】阪神JF 1番人気ソダシ騎乗の『吉田隼人騎手』はGIで買いか?切りか?
  • 【競馬】阪神JF 1番人気ソダシ騎乗の『吉田隼人騎手』はGIで買いか?切りか?

明日は阪神競馬場で2歳牝馬ナンバーワンを決める阪神ジュベナイルF(GI、芝1600m)が行われます。


馬の2歳という年齢は人間に換算すると、14歳から16歳に該当すると言われ、全国中学校体育大会の決勝戦に例えると競馬をあまり知らない方にも伝わりやすいかもしれません。


2006年の阪神コース改修後は阪神ジュベナイルFの好走馬が後の桜花賞、NHKマイルCといったGIでも続けて好走する機会が増えました。


直線の残り200m過ぎから高低差約2mの急坂が待ち構える阪神コースはスピード、スタミナ、パワーといった走りに必要な要素を全て備えていなければ攻略が難しく、2歳牝馬にとって阪神芝1600mの舞台はヘビー。それだけに真に強い馬でなければ結果を残すことは難しいと言えます。


今年の阪神ジュベナイルFでは土曜13時の段階で話題の白毛馬ソダシ(牝2、栗東・須貝)が単勝オッズ3.1倍の1番人気に支持されています。跨るのは今年81勝を挙げ、全国7位、関東2位の順位につける吉田隼人騎手。


■吉田隼人騎手はGIで買いか?切りか?


今年81勝を挙げる吉田隼人騎手ですが、勝ち星の多くはローカル開催で挙げたもの。そのためGIの裏で騎乗する機会が多数で、今年のGI騎乗機会はありません。


GIでの勝利経験は2015年の有馬記念(勝ち馬:ゴールドアクター)1度のみで、今年の阪神ジュベナイルFでは同騎手の“取捨選択”に悩む競馬ファンが少なくないと思われます。


そこで、吉田隼人騎手のGI騎乗時の成績を、人気とセットで見ていくことで、ソダシ&吉田隼人騎手が買いなのか?それとも切りなのか判断できるかもしれません。



吉田隼人騎手の全GI騎乗時の人気別成績



吉田隼人騎手のGI人気別の成績は表の通り。


そもそもGIで上位人気に推される機会の少ない騎手ではありますが、上位人気となった際に人気通りの成績を残せているとは言えません。


むしろ5番人気以内に推された7頭全てで人気以下の成績に終わっており、プレッシャーに弱い可能性も・・・。


一方、7番人気から9番人気と気軽な立場で騎乗できた際は結果を出しており、GIでは人気馬騎乗時よりも伏兵馬騎乗時の方が買いと言えるでしょう。


それだけにデータからは“切り”が正解かもしれません。


■阪神ジュベナイルFで強い騎手


続いて阪神ジュベナイルFの騎手データを見ていきましょう。


今回は阪神競馬場のコース改修後となる2006年以降のデータ、かつ今年の阪神ジュベナイルFに乗り鞍がある騎手の成績をまとめています。



2006年以降の阪神ジュベナイルF騎手別成績



騎乗回数は4鞍と限られますが、着順と人気のバランスから優れているとデータから示されたのは北村友一騎手です。


今年の宝塚記念の勝ち馬クロノジェネシスの主戦騎手として知られる北村友一騎手。クロノジェネシスに騎乗した2018年は2着に好走し、レシステンシアに騎乗した昨年は見事勝利と2年連続連対中です。


また、騎乗馬4頭とも全て人気以上の着順に導いており、阪神芝1600m戦の走らせ方を熟知していると言えそうですね。


今年の阪神ジュベナイルFで北村友一騎手が跨るのが土曜13時の段階で単勝オッズ6.9倍の4番人気に推されているインフィナイト


過去データ通りであれば、まず掲示板入りが見込め、馬券圏内も十分に見えてきます。北村友一騎手&インフィナイトの走りに注目してみてください。


■阪神ジュベナイルFは馬体の完成度に注目


最後に馬体という観点から阪神ジュベナイルFで注目すべき馬をご紹介したいと思います。


ここまでは馬体写真を通して、縦(成長、仕上がり等)の比較、横(デキ、仕上がり等)の比較を重視してきましたが、今回は過去優勝馬の馬体写真を参考に共通点が見られた馬をピックアップ。


過去優勝馬の出走当時の馬体を見ていくと、2016年優勝のソウルスターリング、2018年優勝のダノンファンタジーなど高い完成度を誇る馬の好走が目立ちます。


人間に例えると全国中学校体育大会の決勝戦のようなものですから、出走馬の完成度、成熟度合はピンキリ。


それだけに完成度の高い馬にとっては有利なレースと言えます。


出走馬の中でキ甲周辺(馬の成長をはかる目安となる部分)の出っ張り具合、全体的な体つきから、完成度が高いのはウインアグライアサルビア


人間でもそうですが、子どもと大人では体つきが異なり、成長するほど『めりはり』が分かりやすくなります。


サルビアは昨年の優勝馬レシステンシア、2015年の優勝馬メジャーエンブレムと同じダイワメジャーの産駒。


前走のファンタジーSでは集中力を欠き10着に敗れてしまいましたが、馬体、そして血統から軽視禁物かもしれません。


著者プロフィール


伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部


秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


【競馬】阪神JF ソダシとメイケイエールの評価を下げて“伏兵”を狙う


【競馬】阪神JF 白毛馬のアイドルホース・ソダシの「連対率100%」データとは?


【競馬】阪神JF 無傷3連勝ソダシ&メイケイエールら、有力馬追い切りジャッジ&狙える穴馬プラスワン!


【競馬】香港国際競走 日本馬の可能性と外国馬の“穴”探し

《SPREAD》
page top