埼玉西武ライオンズの増田達至投手が4月23日、32歳の誕生日を迎えた。
新たな1年を迎えた特別な日も増田投手は普段と変わることなく、午前9時にはメットライフドーム入りし、武隈祥太投手とともにキャッチボール、遠投を行い、平井克典投手も交えて内野ノックを受けた。
西武が自主練習の様子を公開している。
昨年はレフトスタンドからハッピーバースデーで祝福
自主練習期間のテーマは「キャンプ同様、体づくり」という増田投手。今は身体の状態も良く、調子が上がってきている、と手応えを語った。
昨年の誕生日はZOZOマリンスタジアムでの千葉ロッテマリーンズ戦に登板していた。延長12回を戦い9-9で引き分けた試合で、増田投手は延長10回、11回を打者6人で完璧に抑え、ロッテに流れを渡さなかった。
「同点の場面で10回裏のマウンドに上がったら、レフトスタンドから応援団がハッピーバースデーを演奏してくれたんです。これ、打たれてサヨナラ負けはシャレにならんぞって思いました」と31歳の誕生日を振り返って笑う。
「10回裏を抑えてベンチに戻って、すごく安心してホッとしたんです。そうしたら小野投手コーチ(当時)が、もう1イニング行くぞって。無事に2イニング抑えられましたが本当に緊張した試合でした」
「コロナに負けずともにがんばりましょう」
昨年はこの時期ですでに2セーブをあげ、防御率0.90と好調だった増田投手。今年は新型コロナウイルスの影響で開幕日が決まらないまま誕生日を迎えた。
チームをV3に導くためにも、いまはじっと調整を続けていく。
「早く開幕を迎えたいですし、まずは早く全体練習を始めたいですね。その日までこのひげは伸ばしておきます。全体練習再開の日には剃ってきます!」
最後に増田投手は「ファンの皆さんも、コロナに負けずともにがんばりましょう」とメッセージを残し、球場をあとにして家族の待つ家路についた。