ワントゥーテン(1→10)は、四次元体験の通信対戦型VR車いすエンターテイメント「CYBER WHEEL X(サイバーウィル エックス)」を発表した。
「CYBER WHEEL X」は、世界初の試みである車いすマラソンやレースの魅力を伝えるVRエンターテイメント「CYBER WHEEL(サイバーウィル)」の進化バージョンだ。モータースポーツやロボット、パラスポーツのギアのデザイン・技術開発を手がけるRDSと共同で開発。アップデートにより、直線だけだったコースにカーブやアップダウン(勾配)などの表情をもたせ、モーターによる負荷制御で体験性を強化している。
CYBER WHEELは、実際に選手が使用している車いすロードレーサーを未来型にデザインしており、ハンドリム(駆動輪を回す手すり)をこぐことで、バーチャル・リアリティ(VR)空間を疾走できる。CYBER WHEEL Xでは、3D空間を疾走するコースや通信対戦、データ対戦が可能だ。
千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)協力のもと、ハンドリムウエイトの技術を導入しており、より実践に近い車いすレースを体験することができ、レース中は上り坂では負荷がかかり、下り坂では加速する。東京の街をスキャンした3Dの未来都市空間を疾走するコースも楽しめる。
障がい者が車いすレースを練習できるトレーニングモードも用意。世界記録やトップレーサーとのデータ対戦、ハンドリムの回転数の確認や負荷の調整ができる。
《美坂柚木》
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