【山口和幸の茶輪記】フルームや悪魔おじさんがツール・ド・フランスさいたまに参戦? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】フルームや悪魔おじさんがツール・ド・フランスさいたまに参戦?

オピニオン コラム
2016年のツール・ド・フランスさいたまには4賞ジャージが勢ぞろいした
  • 2016年のツール・ド・フランスさいたまには4賞ジャージが勢ぞろいした
  • 開催100日前にはJRさいたま新都心駅の東西自由通路で清水勇人さいたま市長とさいクリ広報部員がチラシ配布などを行った
  • 市民や自転車ファンが折った千羽鶴をツール・ド・フランス本大会に持ち込んでさいたま市をPR
  • さいクリ広報部員が223個の風船を使って4賞ジャージと自転車のバルーンアートを制作
  • Ray専属モデルの松元絵里花を「さいクリ広報部長」に起用
  • Ray専属モデルの松元絵里花を「さいクリ広報部長」に起用
  • ツール・ド・フランスの沿道の有名人、悪魔おじさんが2016年に引き続いて参戦する予定
  • ツール・ド・フランスの沿道の有名人、悪魔おじさんが2016年に引き続いて参戦する予定
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが11月4日にさいたま市で開催される。2017年で5回目の開催となり、7月のツール・ド・フランスで3年連続4度目の総合優勝を果たしたクリストファー・フルーム(スカイ)らが来日。自転車ファンにとっては楽しみなイベントだ。

世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスがその姉妹大会として運営する国際イベントがツール・ド・フランスさいたまクリテリウムだ。2013年に始まった同大会は「ツール・ド・フランス」の名称を冠した世界で最初の大会。その年に本大会で活躍した選手らが来日する。

舞台はさいたま新都心の高層ビル群で、距離の短い周回コースが設定される。複数の駅から徒歩で訪れることができ、過去の大会では大観衆が沿道に詰めかけた。

ツール・ド・フランス本大会に市民や自転車ファンが折った千羽鶴を持ち込み、さいたま市をPR

さいたま大会は7月に開催されるツール・ド・フランスで4賞ジャージ獲得や区間勝利など活躍した選手が招かれる。距離の短い周回コースを何周もするので、本物のマイヨジョーヌらが疾駆するシーンを目撃できるので、全国から自転車ファンが集結することで知られている。

2017年も総合優勝を果たしたフルームはツール・ド・フランス最終日の翌日、7月24日にさいたまに出場することを発表した。フルームの出場は2013年の初開催から5年連続5度目となる。

「今年もさいたまに戻って来られることを楽しみにしている。沿道のファンのおかげで、ボクにとっては特別なレース。今年はここまで過酷なシーズンになっているが、なんとか乗り切り、優勝をねらいたい」とフルーム。その他出場選手の発表は10月上旬を予定しているという。

さいたま大会の主催者は盛り上げのための新たな企画を次々と打ち出している。Ray専属モデル、三愛水着楽園イメージガール2016の松元絵里花を起用して、大会の魅力を同世代の若い人たちに発信していくことになった。フルマラソン4時間の実績を持つモデルが就任したのは「さいクリ広報部長」。

「さいクリ広報部長」に就任した松元絵里花

さいクリ広報部とは若い世代によるSNSを使った情報拡散を目的に今回初めて設置された。部員は「大学コンソーシアムさいたま」加盟大学の学生から募集し、事前プロモーションや大会本番に参加して、実際に見て聞いて体験したことを自分自身の言葉でSNSに自由に情報を発信していくという。

開催100日前となる7月27日にはJRさいたま新都心駅の東西自由通路で大会PRイベントを実施。清水勇人さいたま市長とさいクリ広報部員18人がチラシ配布などを行った。223個の風船を使って4賞ジャージと自転車のバルーンアートを制作するなどで行き交う人にアピールすることにも成功。

チラシ配布時の様子

一方、コースは2年ぶりに刷新され、さいたま新都心駅東エリアに新設される道路を発着とするようになった。コース全長は約3kmで、クリテリウムコースとしては一般的な長さの周回コースだ。フィニッシュ地点は300mの直線コース。サイクルフェスタの会場に隣接し、特別観覧席が用意される。

大会のオフィシャルグッズは第1弾としてポロシャツやフェイスタオルなどがオンラインショップで販売を開始した。4賞ジャージをイメージしたアイテムなどは第2弾として8月に販売開始予定。

観覧エリア入場券が提供されるオフィシャルサポーターズの募集はすでに始まっている。法人(5万円)と個人(10万円、3万円、1万円)のカテゴリーがあって、さまざまな特典がつく。10万円の個人プラチナは本場のツール・ド・フランスのように、発着地点がよく見えるテラス席で、本物のツール・ド・フランスに似せたVIPエリアとなる。

ツール・ド・フランスの沿道の有名人、悪魔おじさん

さらには関係筋によるとツール・ド・フランスの沿道の有名人、悪魔おじさんが2016年に引き続いて参戦する予定だという。悪魔おじさんはドイツ在住の自転車デザイナーで、2016年のツール・ド・フランスの沿道で「ツール・ド・フランスさいたま」をPRするポストカードを配りまくっていたらしい。

さまざまな人たちか関わり、それぞれの接し方で楽しむツール・ド・フランスさいたま。2017年も開催が待ち遠しい。
《山口和幸》

編集部おすすめの記事

page top