元プロボクシング6階級制覇王者で、現在はプロモーション会社『ゴールデンボーイ・プロモーション』を率いるオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏が、ボクシングは世界をひとつにする素晴らしいスポーツだと競技の魅力を語った。
バルセロナ五輪ライト級金メダルの実績を引っ提げプロ入りしたデ・ラ・ホーヤ氏は、デビューから31連勝を記録し、その間に4階級を制覇した。連勝が途絶えたあとも強敵たちと激闘を繰り広げ、プロボクシング史上初の6階級制覇を達成。この競技で歴史に残る伝説的な存在になった。
プロモーターとして数々の世界タイトル戦を実現させてきたデ・ラ・ホーヤ氏は、「我々はいつも最高のボクサーたちを対戦させようとしている。ボクシングはまさにそういうものだ。すべての人種や肌の色や宗教や、あらゆるものをひとつにするスポーツだ」と力説した。
「過去を振り返って見ると良い。ボクシングが始まったころだ。最高のボクサー同士の対戦には世界中が動きを止めて注目していた。だからこそこのスポーツが大好きだ。ボクシングはそういうものだ。瞬間的にすべての人をつなぎ合わせる」
《岩藤健》
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