サッカークラブのインテルが東洋医療を手がけるSHIN9と連携、健康寿命の延伸に取り組む。インテルのマーケティング部門アジア責任者フランチェスコ・ピッチョッティ氏は、今回の取り組みについて、インテルの狙いを解説した。
「まずは、日本とサッカーについて調べました。日本では14歳から69歳の約43パーセントはサッカーを愛しているということがわかっています。そのうちの46%の方は所得が高いということもわかっていて、SHIN9さんの顧客との親和性も高いのです。日本では800万人の人がインテルというチームについて好ましく思ってくれていることがわかっています」
同氏は、取り組みの狙いについて言及。「今回のプロジェクトは、インテルのノウハウを日本のSHIN9のセラピストに移管するということになります。インテルのノウハウを使い、日本のトレーナーを育成し、特にスポーツ分野の先端治療が受けられるように人を育成していこうというものです」。そして「3つの新たなセンターをオープンしますが、これが共同関係の一歩になることを祈っています」とした。
2017年、2018年のプログラムとしては、まず理学療法、医療分野で専門性の高い2人を日本に派遣することを決めたという。ロベルト・ニコライ氏、ビッショッチィ氏のセミナーも予定。3月には、日本の理学療法士をミラノに招いてのインターンシップも予定している。
発表会では、SHIN9の小泉英一社長も狙いを話した。「日本の平均寿命と健康寿命の差は男女平均して11年間の差があります。人生最後の11年間は不健康で生きるというデータになっています。この状態を5歳でも縮められたらインパクトは大きいと思います。要支援、要介護の一番の原因は運動器官が原因で25%、これにより要支援、要介護になるわけです。そのあたりへのアプローチとして、弊社は、筋肉、関節、骨について、国家資格者が施術できるということです」と強調した。
《編集部》
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