学生服姿で登場した松岡さん。「頑張ってるキミたちに、おめでとう!」と拍手を始め、「これは僕から見たらおめでとうだよ。だって人生でこれだけ一生懸命やる、本気になる機会はたぶんないと思いますよ」と続ける。
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松岡修造さん、今日も熱く語ります
自分自身は受験をしてこなかった“坊ちゃん”だったと話すが、受験生と同年代のころはテニスで本気になっていた。松岡さんがテニスを通じて学んだことを熱く語ると、受験生たちは笑いながらも熱心に耳を傾ける。
「錦織圭選手を含めて、僕は20年間ジュニアキャンプを本気でやってきました。最も伝えていた言葉は『考えるな』。なぜなら僕も含めて考えちゃう。考えても仕方ないことを」
例えば、テニスの試合でスゴい風が吹いたとき。うっかりしてラケットを1本しか持ってこなかったとき。そんなときは考えても仕方がないと話す。受験生に向かって、「もしかしたらキミたちもそうなるかもしれなませんよね。試験のときに何か忘れちゃったらどうしようって。でも、考えても仕方ないことは、僕は考えても仕方ないと思う」と持論を展開。
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受験生は笑いながらも真剣に聴いています
また、これまでのケガなどを通して『Why(なぜ)』ではなく『How(どうやって)』で考えることに気づいたという。Whyを悪いほうにとらえると「なぜ一生懸命やっているのにできないんだ」とマイナス思考になってしまう。一方、Howで考えると「今の状況をどうやったら変えられるか」などプラス思考になる。
だが松岡さんは厳しかった柳川高校時代テニス部を経て、米国に渡ったことで「考えることの大切さを学んだ」と話す。高校時代はただ言われた練習メニューをこなすだけで「自分の意思はゼロ」だった。しかし米国ではコーチも練習相手も、全部自分が考えて意思表示しないと何も動かなかったからだ。
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15分ほどの熱のこもった講義の締めくくりは「信じること」だった。松岡さんは「応援が生きがいだから。賞味期限2020年だからね」と受験生を笑わせるが、「応援は信じることだと思っているんですね。なぜなら僕は1年間、ケガをして1度も勝てないことがあった。そんなときに親は一言も頑張れと言わなかった。ずっと黙って見ていてくれた。僕ならできると信じてくれた」と語る。
「みんなに言いたいのは、まずは自分を信じましょう。ビリーブ・ミーから始めよう。そんなキミたちを、僕は本気で信じています」
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空欄の「□□チャレンジ」には受験生それぞれが自分の名前を入れてほしいそうです
松岡さんは受験生からの質問にも答え、さらに一人ひとりにその場でメッセージを書いて『C.C.レモン受験生応援ボトル』を手渡した。「ボトルをもらったら帰っていいんだからね」と松岡さんが気遣っても、誰ひとりとして最後まで帰ることはなかった。それだけ受験生の胸に松岡さんの言葉の一つひとつが届いたのだろう。
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修造さんの言葉が受験生を支えます
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発売中の『C.C.レモン受験生応援ボトル』では松岡さんの直筆格言「君ならできる!」「ウルトラ一生懸命」「ドンウォーリー大丈夫」の3種類のラベルを展開。ラベル背面には受験生に向けて応援メッセージが書き込める「合格御守」が付いている。500mlペットボトルで140円(税抜き)。